社会福祉法人 福住山ゆりの里 稲葉 夏輝

福住山ゆりの里が大切にしているテーマは、利用者さんに元気になってもらうことです。利用者さんが諦めかけていることを諦めないでほしいと思いながら、介護の仕事をしています。」社会福祉法人福住山ゆりの里さんで介護士として働かれている稲葉さんの言葉です。

今回ご紹介するのは、社会福祉法人福住山ゆりの里さん(篠山市福住)です。利用者さんとのあり方に悩んでる、あるいは他の施設と違った介護をしてみたい方におすすめしたい法人です。

副施設長の首藤 夏輝さんと介護士の稲葉 夏輝さんにお話を伺いました。

 

個浴から始まる、利用者さんとの人間らしい関わり。

 

一般的な特別養護老人ホームとは違った取り組みをされているようですが、具体的には何ですか?

首藤さん:「一昨年よりケアプロデュースRX組の青山様に携わっていただき、機械浴ではなくヒバの木を活用したお風呂での個浴を導入しています。利用者さんに生活の一環としてお風呂を楽しんでほしいと思い、導入しました。」

 

※副施設長の首藤さん。

 

ヒバの木のお風呂ですか。導入の理由は何でしょうか?

 

首藤さん:「機械浴と違って、寝たままの状態ではなく、座ってお風呂に入ります。そうすると、筋肉がほぐれて、利用者さんが自分で体を動かせるようになっていくんですよ。

 

 

お風呂を変えると、利用者さんの体の動きに良い影響があるんですね?

 

稲葉さん:「そうなんですよ。あとは、利用者さんと会話する時間も増えました。今までは業務に追われて、なかなか利用者さんと話す機会がとれなかったのですが、個浴だと隣について話すことができます。」

 

※介護士の稲葉さん。

首藤さん:「1人ずつ時間をかけてお風呂に入るようになり、利用者さんと接する時間も増えましたね。あと、今までは利用者さんの外出が少なかったのですが、行きたい場所に行く頻度も増えました。」

稲葉さん:「昨年は、利用者さんの外出回数は年間40回しかなかったのが、今年は1月だけですでに40回を超えました。」激増していますね!

 

外出すると、利用者さんも喜ばれますか?

 

稲葉さん:「そうですね。利用者さんの顔も施設にいるときと外出したときとで違いますね。地域のお祭りに参加したときは、たくさんの人に声をかけていただき、どんな人に囲まれて生活してきたのかという私たちの発見にもつながりました。」

 

利用者さんの新しい一面の発見で、接し方が変わりましたか?

 

稲葉さん:「変わりました。もっと喜んでもらうためにどうすればいいかと従業員自身が考えるようになりましたよ。風船バレー、カラオケ、外出したときのスライドショーとか。人間らしい関わりに変わってきたなと思います。」

 

利用者さんをいかに元気にするかを考える。

 

従業員発信の企画は今まではなかったですか?首藤さん:「あることにはありました。でも、企画を実行するまでのプロセスがたくさんあり、忙しい合間にやることは難しかったです。ですので、プロセスを簡略化しました。」

 

どのようにプロセスが変わったんですか?

 

稲葉さん:「とりあえず行きまくったんです(笑)。」

首藤さん:「私が、行け!行け!と言っていました(笑)。」

 

なるほど。上司の方が前向きだと、従業員の方も企画して提案しやすいですよね。

 

稲葉さん:「はい。行け!と言われるがわかっているので、気軽に提案できますね。利用者さんの誕生日会を施設ではなく、自宅で開催したり。利用者さんの得意料理を一緒につくったりしました。」

 

 

利用者さんも、ご家族さんも、喜ばれる介護

 

首藤さん:「ご家族さんからの要望も増えましたね。今までは、施設だから外出させてほしいとか気軽に言えないと思っておられました。でも、利用者さんが外出している写真を見られると、ここに連れて行ってくださいと(笑)。利用者さん自身からも、私はここに行きたいと要望が出てくるようになりました。」利用者さん自身が、ここに行きたい、これをやりたいと要望を出されるのはいいことですね。

首藤さん:「月に1回、かまどでご飯を炊いています。ただ、従業員は誰もかまどを使って、ご飯を炊けないんです。そうしてると、利用者さんが“あんたら、何も知らんな”と(笑)。利用者さんに教えてもらいました。こちらが何でもやってあげるではなく、一緒に何かをするように変わってきました。」

 

稲葉さん:「利用者さんもやれることが増えてくると、表情が明るくなってきます。」新しい取り組みをする。そのためには、それに沿った介護の技術も必要になってくるそうです。

稲葉さん:「外出頻度を増やしたり、個浴を導入するとなると、今までとは違った介護のやり方が必要になってきます。楽ワザ介護という技術を取り入れて、できるだけ少人数で、小さい負担で介助できるようにしています。」

 

 

首藤さん:「ケアプランも、他の施設と比較すると違っていると思います。通常通りにケアプランをたてると、安全性を確保するために約束事をどんどん付け加えがちになります。そうなると、融通が利かないケアプランができてしまいます。」

そうなんですね。安全性を確保するがゆえに増えすぎた約束事に縛られると?

首藤さん:「もちろん安全性も大切ですが、こちらが安全を過剰に意識しすぎてケアプランの約束事をたくさん付けると、利用者さんがいかに元気に生活するかがおろそかになってしまいます。」

稲葉さん:「福住山ゆりの里が大切にしているテーマは、利用者さんに元気になってもらうことです。利用者さんが諦めかけていることを諦めないでほしいと思いながら、介護の仕事をしています。」

 

※空き家を利用したデイサービスもされています。

 

さらなるハード面の改革。旧福住小学校の校舎への移転次の展望をお伺いしたいです。

 

首藤さん:「1、2年以内には、旧福住小学校の校舎に移転して、よりハード面を良くしたいと考えています。いい介護をしたいと考えたときに、ソフト面も大切です。しかし、ハード面も大切です。」

稲葉さん:「一般的な施設ではなく、利用者さんが好きなことを取り組め、馴染みのある空間として、そこで友達関係が自然にできあがる。そんな空間にしていきたいです。」

 

最後に、新しく入職される方へのメッセージはありますか?

 

首藤さん:「新しく来ていただける方には、ここで技術を学び、ステップアップしていく道もあります。ですが、ここで学び、実績をつくって、違う施設にステップアップするのも歓迎です。」

施設を運営していくうえで、効率を重視することももちろん大切です。しかし、一番大切なことは、利用者さんがいかに元気に過ごしてもらえるかではないでしょうか。社会福祉法人福住山ゆりの里さんでは、利用者さんをどのように幸せにするかを追求されているように感じました。ぜひ問い合わせてみてください。

 


株式会社名南精密製作所 河原翔太

製造業の仕事は面白い!?

 

製造業の仕事の面白みは何か。今回のインタビューで垣間見えた気がします。

今回ご紹介するさせていただくのは、株式会社名南精密製作所さんです。金属加工メーカーとして、自動車や建設用重機の部品を製造組み立てされています。

本社工場及び篠山工場では、製造工程をリアルタイムに記録するIoT の導入もされており、設備投資に積極的です。

インタビューさせていただいたのは、入社されて7 年目の河原さんです。現場でNC 旋盤での製造業務を担当されています。

 

早速ですが、今の仕事内容は何でしょうか?

 

「NC 旋盤という工作機械を活用した製造を担当しています。具体的には、製品をつくるための段取りを組んだり、設備オペレーターをしています。」

 

どうでしょうか、仕事に手応えはありますか?

 

「あります。製品をつくっていると、意外にも思い通りに精度が出ないことがあります。そんなときに先輩に聞いたりしながら、自分で試行錯誤して、狙ったものができたときはやっぱり嬉しいですね。」

「工作機械に取り付ける刃物の調整など、ちょっとしたミスで狙い通りにいかないことがあります。その原因に気づき、解決できたときは達成感がありますよ。」

試行錯誤しながら完成させる。思った通りにいかないなかで、解決策を見つける。そんなときに、うまくいったという感覚を感じるようです。

 

 

逆に、大変なことはありますか?

 

「納期が短い製品が多いので、現場ではてきぱきと動かないといけないですね。あと、建設用重機や自動車といった人命に影響が出るかもしれない乗り物の部品を扱っているので、緊張感というか、細かいところまで注意しないといけないという感覚はあります。」

大手エンジニアリングメーカーと取引されているために、求められる品質基準は高く、安定した製品供給が求められるようです。

 

ここには新卒で入社されたんですか?

 

「はい、新卒で入社して7 年目です。私は篠山出身ですが、学校卒業後は名古屋にある本社工場で働いていました。そして、今年の4 月に篠山に帰ってきて、篠山工場に勤めています。」

「学校を卒業したときは、地元を離れてみたかったんですよ。求人を探しているときに、“名古屋でモノづくり”という言葉がたまたま目に入って応募しました。モノづくりの仕事につきたいなとの想いがあったので。」

 

 

地元を離れて、名古屋での生活はどうでしたか?

 

「名古屋に出て、初めての一人暮らしをして、最初は不安でした。アルバイトしか働くという経験もなく不安でした。初めの半年くらいは、わからないことだらけでホームシックでしたね(笑)」

 

そのなかで篠山に戻られたきっかけは?

 

「結婚のタイミングでこっちに戻ることを決意しました。同じ会社とはいえ、篠山工場は具体的にどんなところかわからなかったので、迷いはありました。でも、恋人の要望もあり、篠山に戻ることを決意しました。」

 

本社工場と篠山工場は違いますか?

 

「製造している製品が違いますので、工場の大きさも仕事のやり方も違います。あと、こち

らは年齢が若い従業員が多いので、にぎやかですね。仕事中は集中していますが、休憩時間はみんなでわいわいと話しています。」

製造工場にはベテラン社員が多く、年齢の高い従業員が多いという印象がありました。しかし、篠山工場の従業員は平均年齢34 歳と若く、みなさん仲が良いそうです。

若手社員で活気づく、和やかな職場実際に工場内を見学すると、みなさん和やかに仕事をされていました。そこで、総務を担当されている中本さんに社内の雰囲気についてより詳細に聞いてみました。

 

 

「弊社は、フィリピン工場、ベトナム工場からやって来られた従業員の方も多いです。みんな、素直な子で日本人や外国人と関係なく仲が良いですね。」

「結婚とかの理由以外で辞められる方は少ないです。なぜか説明するのは難しいですが、居心地がいいんだと思います。」

 

同じ国籍のグループ内でしか、コミュニケーションがない工場が多いとよく聞くのですが?

 

「全然そんなことはないですね。私は外国人従業員の管理業務も担当しているので、彼らとよく会話しますが、何の隔たりもなく話しますよ。」

「ただなかなか言葉は伝わらないですね(笑) ベトナム語、英語、日本語と全然違う言語でやりとりするので。それでも、相手に伝えたいことが伝わった瞬間は嬉しいですね。」

言葉の壁があり、やはり伝えることは難しいと思いますが。

「なので、顔の表情いっぱいで(笑) あとは、ジェスチャーとかで伝えています。」

外国人従業員の方に伝えたいことが伝わったときが、仕事をやっていて一番嬉しいですか?

「そうですね。あとは、業務が多く忙しかったのが、だんだん片付いてきたときですかね(笑) あ、できてきたと思いますね。」

それは、わかります(笑) 溜まっていた業務が片付いてくると、仕事ができた!という気分になります。中本さんは、仕事が好きですか?

「好きです。もちろん、仕事はしんどいことがつきものです。でも、それをやりとげたときは手応えがありますよ。」

給料やお休みも、仕事を選ぶうえで大切です。ですが、自分がやっていて面白みがあると少しでも感じられる仕事こそ、長く働くために大切ではと思います。

できるだけミスの出ないやり方を考える。効率よくてきぱきと進める。うまくいかないときは原因を探し、対処する。ひたすら目の前の製品に集中して仕事をする。このように、製造業の仕事には、仕事全般に共通する大切なことが含まれている気がします。

 

 

製造業の仕事は面白い。ぜひ興味がある方、問い合わせてみてください。


株式会社 岩崎電機製作所 清水和弥

お給料の高さやお休みの多さの魅力だけでは、なかなか仕事は続けられません。仕事で自分を活かすことができているという感覚が、仕事を楽しく続けられる要因ではないでしょうか。

このインタビューは、自分の経験や学んできた事を活かしたいと考えている人に読んでいただきたいです。

今回ご紹介する会社は、篠山市で優良企業としてよく知られている、株式会社岩崎電機製作所さんです。

産業用ロボット等に活用されるワイヤーハーネスや精密電子機器を製造されており、名高い大手企業と何社も取引されています。また、自社製品の検査において人の手を省くために自動検査システムを開発されるなど、設備開発・投資にも積極的な企業です。

お話を伺ったのは、新卒入社されて2 年目の清水さんで普段、品質検査業務を担当されています。

 

まずは入社されるまでの経緯をお伺いしたいです。

 

「大学卒業後に、新卒でこちらの会社に入社しました。入社してだいたい1 年半ほど経ちます。」

「もともとは丹波市山南町の出身で、大学進学のために大阪に出ました。就活では、京阪神地区の会社も探していました。ハローワーク主催の就職イベントを親から紹介されて行ったときに、ここの会社には出会いました。」

 

なるほど、就職イベントですか。京阪神地区の会社も見られているなかで、篠山市にある岩崎電機製作所さんを選ばれたのはなぜですか?

 

「大阪では、施工管理の仕事で選考を受けていました。ただ学校では電子工学を学んでいたので、その経験を活かして働きたいなと考えていました。あと、僕はモノづくりに携わりたかったんですよ。」

「岩崎電機製作所は半導体関係の製品を扱っていますので、自分の学んだことも活きるかなとそのとき思いました。」

 

自分が大学で勉強したことを活かしたいという事ですか。入社されてみて、最初の印象はどうでしたか?

 

「最初は、モノを自分の手で組む仕事をしたかったのですが、配属先は品質検査部門になりました。最初は右も左もわからない状態で、先輩に教えてもらいながらでしたね。仕事をやってみると、品質検査だけでなく出荷直前までの対応もする必要があり、それもまたやりがいがあっていいかなと思いました。」

 


 

品質検査の仕事とは具体的にどういう事をされますか?

 

「つくられた製品が、お客様の要求基準を満たしているか確かめることですね。パソコンに表示される数値データを見たり、自分の手で製品をばらして問題がないか確認します。」

「大学で学んできた電子工学の知識が活かせることはいいですね。まだ2 年目なので先輩に教えてもらいながらですが、徐々に製品の内部のことまでわかるようになってきました。自分がどんな製品を品質検査しているかわかるようになってきたので、そこは嬉しいです。」

自分の仕事がわかるようになると、はたらくなかで見えること、感じることも変わってきますよね。

 

逆にここが苦しかったとかありましたか?

 

「入社当時は、増産のため大変忙しく、時間との勝負というのはしんどかったです。検査工程は決まっているので、それ以外の製品の持ち運びのスピードを上げるといった工夫をする必要がありました。」

 

 

決められた仕事を毎日単調に繰り返すだけでは、面白みがないものです。そのなかで自分が気づいたことや違和感を逃さずにやってみることは、仕事に面白みを加えてくれます。

岩崎電機製作所さんでは、各自のひらめきを大切に活かす“ひらめき提案制度”というものがあるそうです。

 

ひらめき提案制度とは何ですか?

 

「仕事中に気づいた“もっとこうすれば良いのでは”という小さなアイデアをまず自分でやってみる。そうした小さな改善を皆で積み重ねて大きな改善にしていくという事です。」

「例えば、製品に貼るシール(銘板)類などは、毎回定規で長さを測り、貼る位置を決めていました。これを決められたサイズ通りに型取った道具(冶具)を作り、貼る位置にあてがうだけで一発で貼ることが出来るように変えました。提案書を見ると、会社トップの方々のコメントが記入されており、とても嬉しかったです。また、なかなか接することが少ない会社トップとも提案を通じてコミュニケーションを取れるのはすごい!と感じました。」

 

 

なるほど、自分のひらめきを誰かに提案できる余地は、仕事に面白みを出してくれますよね。

 

いずれは自分でモノをつくるほうに携わりたいですか?

 

「そうですね。いずれは設計の仕事をしたいです。自分で部品を組み合わせた製品の完成イメージを図面に落とし込みたいなと思います。」

 

 

お給料もお休みも大切です。でも、人はそれだけでは仕事を続けていけない気がします。仕事に対して、自分を活かせているという感覚がないと続かないように思います。岩崎電機製作所さんで自分を活かせると思った方、どうぞぜひ問い合わせてみてください。


株式会社コミナミ 小南稔彦

仕事は大変なものです。働いている時間のほとんどは、しんどいものではないかと筆者は思います。しかし、そのなかでもこの仕事をやっていてよかったと思える瞬間はあります。そして、家族のために、という気持ちが仕事を続けさせてくれる気がします。

今回、ご紹介する株式会社コミナミさんは、誰か大切な人のために仕事をしていきたい人におすすめします。おもな仕事内容は、建物に使われる鉄筋の加工・組み立てや、工場で出たリサイクル可能な資源の運送になります。

 

 

「自分が仕事で携わったものが、建物として目に見える形で残る。それが嬉しいらしいですよ。」と仕事の魅力を穏やかに語る代表取締役の小南稔彦さん。今回は、小南さんにお話を伺いました。

 

”まずは鉄筋の加工・組み立てのお仕事についてお伺いしたいです。”

 

「地元丹波地域はもちろん、京阪神地区などの建設現場に行き、鉄筋の組み立て作業を行います。鉄筋は、仕入れたものを社内工場で加工し、現場にもっていきます。」

「作業は難しくないです。1、2回やったら慣れます。やればやるほど深みを感じるのですが、基本的には鉄を切って曲げるだけなので、経験がなくても大丈夫です。」

 

 

建設現場の作業でいうと、下請けの会社はあまり良い扱いを受けないというイメージがありますが、全くそうではないらしいです。

「昔は、下請けは仕事をして当たり前と思われていました。しかし、今は、下請けが仕事をしないと建物ができないと重宝されます。」

「少しでも安全性に関わる悪いことをすれば、厳しい指摘を受けます。しかし、きちんと安全性に気を付けていれば大事にされます。」

しかし、しんどい仕事でもあるそうです。小南さんは、現実的な厳しさをありのままに話してくださいました。

「実際の現場は、暑い、寒い、しんどいでなかなかです。特に、夏はなかなか風が吹かない場所で仕事するので本当に暑いですね。」

どうやら、自分の体にある程度自信がないと厳しそうな仕事のようです。外の気温の厳しさを平気と思う人ならば、大丈夫だと思います。

「鉄筋工は、仕事の忙しさに波があります。夜に残って仕事する必要がある忙しいときもあれば、全く仕事がなく手が空くときもあります。そのときは鉄筋工以外のお仕事をやってもらいます。」

 

 

「うちは鋼材の卸売りもやっているので、取引先に鋼材をトラックで運んだりします。あとは、お客様の工場で出たリサイクル可能な資源をトラックで回収したり、また、不要な廃棄物を指定された処理場へ運ぶ仕事もありますよ。」

同じような仕事だけを長年続けていくと、どこかのタイミングで飽きがきてしまい、流れ作業のようになりがちです。しかし、複数の仕事に携わる機会があれば、気分も切り替わり、仕事への手応えも見失わずにすみそうです。

現在の建設ブームに影響を受けてか、取引案件は手一杯だそうです。

「ここ最近は、おかげさまで忙しいね。手一杯で手放した仕事もあります。」

「業績を急激に伸ばした場合、急激に落ちる可能性もあります。なので、規模は大きくなりすぎずに自社のスタイルを守りながら運営していきたいですね。」

 

”自社のスタイルとは何ですか?”

 

「社員自身が携わったものをお客様に運ぶことですね。例えば、廃品回収でいうと、自社が保有するトラックで社員が引き取りに行き、自分自身でお客様に届けるということです。」

自分が携わった製品を、自分でお客様に運んで届ける。直接自分で届けることで、誰のために自分が仕事をしているかを実感しやすいのではないかと思います。

 

”御社にはどういう人が合いますか?あるいはどんな人が会社に定着されますか?”

 

「真面目な人やね。お子さんがいる人も多くて、家族を食べさせていくために働いている人が多いね。」

「なので、うちは土曜出勤がある場合は、25%増しになる休日手当も出しています。育ち盛りの子どもがいる従業員が多いので、そこを配慮してです。」

「うちの社員には、会社を好きになってほしいね。今は歴代で会社の雰囲気が一番良いです。だから今の良い状態から落としたくないですね。仕事をしていて、もちろん毎日しんどいことも悔しい事はあるんですが、みんなの顔を見ていたら落ち着きますね。」

 

 

仕事は大変なものです。それでも、続けられるのは自分の大切な人を守っていくためではないかと思います。この記事を読んで心にひっかかった方、どうぞ問い合わせてみてください。


ジェクス株式会社 篠山工場 酒井香緒里

心の余裕。これがないと、自分のやってみたいことができなかったり、さらには自分の好きなことすら楽しめなくなります。仕事とプライベートの両立が注目される昨今、いかに心の余裕をつくるか悩んでいる方も多いのではないでしょうか。

今回、ご紹介するのは医療機器や育児用品を製造されているジェクス株式会社さんです。篠山市でよく名前の知れた、従業員のしごと以外の時間も大切にされている会社です。

現在、製造と品質検査において求人募集されています。

製造の仕事内容は、機械を使った製品づくりと機械の修理・メンテナンスになります。製造経験、あるいは機械メンテナンス経験がある方を歓迎されています。

品質検査の仕事内容は、仕入れた原材料や完成した製品の品質が要求基準を満たしているか確認することになります。まったくの未経験の方でも、一から覚えていけば十分にこなせる仕事だそうです。

仕事の時間と、仕事以外の時間。どちらも大切

「お休みの日は、休まないとお休みじゃないです(笑)」

 

 

そうお話しされるのは、今回インタビューさせていただいた総務の酒井さんです。ゆっくりと言葉を選ばれてお話しされる方です。ジェクス株式会社さんには、お休みの多さに惹かれて、入社されたそうです。

「ここに入社以前も、同じように事務関連のお仕事をしていました。あとは、ダンスのインストラクターと交響ホールでイベント運営のお手伝いも掛け持ちしていました。」

酒井さんは穏やかな柔らかい印象をお持ちの方です。一方、好きなことや得意なことには、一歩踏み込んで取り組まれているようです。

 

”様々な活動をされてきたんですね。その活動を離れて、今の会社に入社された理由は何でしょうか?”

 

「ダンスのインストラクターについて言えば、仲間も辞めていくなかで、自分の思うようにダンス発表会の作品を作れなくなりました。それで1度離れてみようかと」

「それで、あらためて篠山市内で事務のお仕事を探しました。ハローワークさんに紹介されて、ここには応募しようと思いました。篠山市内ではよく知れた会社ですし、お休みも多いと教えていただき、魅力的だったので。」

ジェクス株式会社さんは土日休みで、年間休日は125日もあります。お仕事だけでなく、お休みも大切にされたい方にとっても魅力的ですよね。

 

 

「今はダンスから離れていますが、お休みの時は自分の趣味に時間を当てています。お休みの日は、休まないとお休みじゃないです(笑)」

「お休みの日はあまり動くことがないんですが、新しいことをやってみたいですね。読んでいたマンガで出てきた、ばんえい競馬に興味を持っていて、乗馬をしてみたいです。他にもいくつかあるんですが、これからチャレンジします(笑)」

やってみたいことがある。あるいは、やりたいことがある。この気持ちを持ち続けたり、実際に行動に移したりするには、ゆったりと落ち着いた心持ちが必要かなと思います。心の余裕がなければ、なかなか動けません。そして、その余裕をつくる1つの要因が、お休みの多さではないでしょうか。

 

”お仕事とお休みはしっかり分けられたいタイプですか?”

 

「そうですね。会社からも、家に仕事を持って帰らないようにとよく言われます。なので、多少その日の仕事が残っていたとしても持ち帰らず、家では仕事のことは考えないようにしています。」

しっかりと働くためには、しっかりと休む必要があります。お休みの日に、自分の心身を癒す、あるいは溜まったエネルギーを発散する。そうすることで、週の始まりから、仕事でも自分を存分に発揮できます。

ジェクス株式会社さんに合う人。そして、篠山に合う人

 

”今、生産現場で求人募集されていますが、どんな人ならば御社に合うと思いますか?”

 

「わからない時はしっかりと質問できたり、自分から関わりを持っていける方だと大丈夫だと思います。あとは、世間話といった何気ない会話ができると関係性もつくれるので、自然に会話できる人かなと思います。」

 

 

この記事を読まれている方は、篠山へのU・Iターンを検討されている方もいると思います。酒井さんは、篠山の良さをこんな風におっしゃられています。

「学生の頃は都会に出てみたい憧れもありました。でも、この落ち着いて生活できる環境というのがいいですね。私は、たぶん都会の人混みとかの騒がしいところが苦手なので。」

 

 

都会に住んでいると、あちこちからたくさんの情報が入ってきます。それが刺激になることもあれば、同時にうっとうしさを感じることもあります。ゆったりと腰を据えて、自分のやってみたいことをやってみる。ジェクス株式会社さんと篠山に合う方は、きっとそんな人だろうと思います。

ぜひ問い合わせてみてください。


社会福祉法人 和寿園 赤井英和

介護の仕事を始めようか迷っている方、あるいは介護の仕事を続けようか悩んでいる方にぜひ読んでほしい記事です。介護の仕事における小さな喜びとは何かが、見つかるかもしれません。

今回、ご紹介するのは社会福祉法人和寿園さんです。特別養護老人ホーム、養護老人ホーム、デイサービス、サービス付き高齢者向け住宅などを運営されています。

 

 

今回は、介護副主任を務められる赤井さんにお話を伺いました。明るく、身振り手振りでお話しされる優しい方です。前職の時に、介護の仕事に対して大きな葛藤があり、かなり悩まれたそうです。

介護のお仕事の忙しさに流されていく日々。

 

”さっそくですが、赤井さんに介護の仕事についてお話を聞かせていただきます。ずっと介護の仕事をされているんですか?”

 

「はい、学校卒業後に20歳から介護の仕事につきました。最初は、和寿園とは違う施設で、11年ほどお世話になりました。」

 

”では、和寿園さんには中途入社されたんですね。前の職場を離れられた理由は何でしょうか?”

 

「うーん、介護の仕事は自分の資質、知識が伴わないと難しいものですが、そのどちらも不足していたのかなと思います。なかなか仕事がうまくいかず、周りの方に迷惑をかけているなと感じたからですね。」

「自分の介護のやり方も、一般職員の方への指導も、見本になる事もできていないと感じていました。かと言って、自分を成長させる意欲もあったのか怪しいです。忙しさにかまけて、毎日の業務をずるずると流して行くしかなかったのが、苦しかったです。」

 

 

仕事を長く続けていくと、日々の業務に身をまかせて、ずるずると流されていくようになることはわかる気がします。そうなると、自分の仕事が誰にどんなふうに役立っているか分からなく、仕事での手応えや喜びも感じなくなっていきます。

 

”前の職場を離れられてどうされましたか?すぐに求職活動されましたか?”

 

「いえ、半年ほど充電期間に入りました。走り続けてきたのか、だらだらやってきたのか分からないですが、一旦区切りをつけて、何もせずに過ごす時間を作りました。」

「そのときは、山にこもってぼーっと自分を見つめ直したり、家族と一緒に過ごしたりして休息をとりました。さすがに、徐々に奥さんから仕事しなさいとお尻を叩かれるようになり、求職活動しました(笑)」

 

”なるほど(笑) それで同じ介護の仕事を探されようと思われましたか?”

 

「いえ、最初は、介護の仕事で悩んでいたので、違う仕事にしようと思っていました。でも、自分の年齢、経験、資格を考えても、結局私ができることは介護しかないと思って。」

「もともと、定年まで働きたいと思っていたので、違う仕事を選んで自分に合わなかったらどうしようもないです。だから、介護の仕事をやろうと思いましたね。」

 

”介護の仕事を探されるなかで、いろんな求人を見られましたか?”

 

「いえ、ここ1社だけです。ハローワークきっかけでここを知りました。家から近い施設を探していました。」

「次の職場はどんな職場であれ、やりきろうと思っていました。ですので、特に職場見学もせず、内定をもらった時には入職しようと決めていましたね。」

介護のお仕事の小さな喜びを見つける。

 

”なるほど、思い切りのいい決断で和寿園さんに入職されたんですね。入職されてみて、前の職場と比べてどうでしたか?”

 

「前職の時は、指導職の立場でしたので、思い切ったことは控えていました。しかし、和寿園に来た時は役職のない一般職員でしたから、何でもやってやろうと。そしたら、吹っ切れましたね。ですので今のほうが仕事をしていて楽しいですね。」

 

”吹っ切れたですか。どんなふうに仕事ぶりは変わりました?”

 

「利用者さんは年齢を重ねるにつれて、手足が不自由になり、できることが少なくなっていきます。しかし、笑うということは死ぬまでできます。だから、今は毎日、1つでも2つでも多く、利用者さんを笑わせようと思って仕事をしています。」

「耳が悪くなる方も多いので、声を出してもなかなか通じなかったりするんですね。だから、そのときは表情を思い切りつくったり、身振り手振りで話したり。お笑い芸人ではないですが、介護職員としてのキャラをつくると、良い反応が返ってきますね。」

相手にどのように働きかけるか、相手に何を届けるかは自分で決めることができる。ただ目の前の仕事を淡々とこなすよりも、そんな働き方をするほうがきっと仕事の時間が有意義になるのではないでしょうか。赤井さんのお話を聞いていると、そのように感じます。

 

”仕事をしている感覚よりも、利用者さんと一緒に暮らしているという感覚がありますか?”

 

「それはありますね。仕事の中のあらゆる場面で、遊びじゃないけど、楽しんでいる自分がいると思います。もちろん定時になったらすぐに帰りたいですが(笑) 仕事という感覚が消えている瞬間はあります。」

仕事をしているというよりも、利用者さんと一緒に生活している感覚に近そうです。生活の延長線上に、仕事があるような感じではないかと想像しました。

「もちろん、仕事はしんどいこともあります。現在では、介護副主任の職位をいただいていますので、一般職員の方の指導なども行います。ですので厳しい言葉をかけたりするのはしんどいですね。言わなくちゃいけないけど、当の自分はやれているのかと考えてしまいます。」

「かといって、みんなの見本になるよう完璧にやろうとすると、ガチガチになってしまって自分が楽しくなくなってしまう。その葛藤はあります。そのあたりはこれからの課題ですかね。今はもがいている時です。」

介護のお仕事で求めるもの。介護スキルではない何か。

”今、求人募集されていますが、一緒に働くならどういう人に来ていただきたいですか?”

 

「仕事の基本となる利用者さんの食事、排せつ、入浴介助は、ある程度回数を重ねればできると思います。なので、笑顔で面白い人かな(笑)」

 

”笑顔ですか(笑) どんな笑顔をつくれる人がいいですか?”

 

「一番は自然な笑顔を作れる事ですが、ある意味で作っても良いと思います。それが利用者さんにとってプラスになれば。家族や友人に対する顔と、利用者さんに対する顔と使い分けはあっていいです。」

「逆に、素の自分で利用者さんに接すると、ストレスを感じた時に家まで持って帰ってしまうと思うんですよ。この仕事は必ずストレスがかかりますけれど、そのストレスの解消の仕方として仕事用の顔があってもいいと思います。」

あと面白い人ですか。面白いってなかなか難しいですよね。

「じゃあ、個性的な人。個性があれば、私たちはその個性をいじることができるんですよ。そこから何かしら笑いが生まれます。つまりその人にどんな特徴を知る事が大切なんですよ。」

 

 

”和寿園さんにはどういう個性的な人がいますか?”

 

「うちで言うと、例えば、アニメオタクや筋トレマニアがいます。」

取材班は、全員大笑いしました。

「そう話すと笑ってくださいますよね。そうなると良いんですよ。職種によっては個性を消したほうがいいものもあると思います。でも、介護の仕事は個性があったほうが楽しいですし、利用者さんも喜ぶと思います。」

同じ仕事を長く続けると、仕事の単調さを感じたり、思い通りにいかなくなることは少なからず誰でもあると思います。そんなときは新しい職場に移ったり、少し休憩してみたりして、仕事での喜びを再発見するのもありかなと感じました。

 

 

社会福祉法人和寿園さんでは、今回ご紹介した介護職の他に、看護職と送迎運転手も募集されています。病棟の看護職とは違って、ゆったりとした時間のなかで利用者さんに向き合える看護の仕事のようです。

ぜひ問い合わせてみてください。


株式会社 夢こんだ 清水隆昌

与えられた仕事を超えて、“もっとこうしたほうがいいのでは”と気づき、改善したくなる。放っておけず、誰かに頼まれたわけでもないのに勝手にやってしまうことはありませんか?

今回ご紹介するのは、自分で組織の問題を見つけて、改善していくお仕事です。仕事中に気づいた違和感を、現場の方に伝えて改善していくことが求められます。与えられた仕事以外で自分の思うように動ける余地が非常に大きい仕事でもあります。

 

 

求人募集されているのは、日帰り温泉「こんだ薬師温泉ぬくもりの郷」を運営されている株式会社夢こんださん(篠山市今田町今田新田)です。

JR古市駅から車で10分ほどのところにあり、周りは緑豊かな山々に囲まれ、息を吸うと空気が澄んでいる気持ちのいい場所です。日帰り温泉施設でありますが、外観は旅館のような雰囲気があります。

中に入ってみると、床には赤絨毯が敷いてあり、どこか昭和の風情が漂います。都会の喧騒のなかでの暮らしに少し疲れた方が、日常から離れてひとときくつろげる場所に感じられます。また、温泉だけでなく、レストランやお土産売り場も運営されています。

 

 

自分で組織の問題を見つけて、改善していくお仕事。今回は、後方支援部を担当されている清水さんにお話を伺いしました。

 

”求人募集されているお仕事の内容はどういうものになりますか?”

 

「まずルーティン的なお仕事を言いますと、従業員のシフト管理や温泉の予約管理といった総務に近いものになります。そして、うーん、言葉で言うとなると難しいですが、もっと組織として生産的にムダなく運営できるような改善をして行く事ですかね。」

 

”生産的にムダなく運営していく改善とはどういうことでしょうか?”

 

「例えば、データや金銭の管理をいかにするかといった改善ですね。管理体制を見直すことで、抜け漏れや手違いが起きるのを防ぐことにつながります。」

 

”なるほど。改善箇所は自分で見つけて行くという感じでしょうか?”

 

「うーん、そうですね。もちろん現場から対処すべき課題がとんでくることもあります。しかし、どんどん自分で解決すべき課題を見つけてほしいですね。」

仕事内容について、うーんと考えこまれる様子をみると、どうやらお任せしたい仕事に決まりはないようです。

「今は、メイン顧客層の年配の方ではなく、もう少し若い方にも来ていただきたいと考えています。ですので、若い方に弊社の魅力を発信するようなお仕事もやっていただければ。例えば、SNSで情報発信するとか。」

組織運営だけでなく、PRのお仕事もやろうと思えばやれるんですね。

「今田町の魅力も含めて、弊社の魅力をSNSで発信してくれるような人がいれば最高ですね。ルーティンな仕事もあると思いますが、自分の得意なことを活かしながら仕事を見つけてもらえれば。」

やりたいようにやる。さすがにこれは難しいかもしれませんが、会社のためになることだったら、やりたいようにやれる環境のようです。

 

”求めるスキルや経験はありますか?”

 

「いえ、特にはないです。弊社で磨いてくれたらいいですよ。まあ、スキルとしてあれば嬉しいのはワード、エクセルのPCスキルですかね。弊社にパソコンを触れる人が少ないので、重宝されますよ。」

 

 

「PCスキルがあれば、ホームページでPRするお仕事とかもやっていただけると思います。あとは、弊社とこの地域には観光資源がたっぷり眠っていますので、それを敏感に感じ取って情報発信できる人だといいですね。」

自分の得意なこと、できることを活かせるお仕事を見つけていける方だったら、非常に面白い求人のようですね。

「まず、入社されたら入浴施設、軽食コーナー、お土産売り場など、あらゆる現場を1、2カ月ほどで体験していただきます。そのなかで、この温泉にとって今後何をしていくのがいいかを少しずつ見つけていただければと思います。」

与えられた仕事だけでは満足できず、それ以外の自分の気づいたこともやってみる。それが良い結果をうみ、周りに受け入れられた時、人は自分の存在をより発揮できたと実感できるのではないでしょうか。おそらく、その瞬間働いていて本当に良かったと、きっと思えるはずです。

 

 

自分次第で仕事内容は大きく変わる。株式会社夢こんださんでは、そんな求人募集をされています。

ぜひ問い合わせてみてください。


株式会社 篠山自動車教習所 近藤正幸

あなたは、教習指導員と言う仕事にどんな印象をお持ちですか。正直、私はインタビューするまで堅苦しいお仕事だと思っていました。私が免許をとった時にお世話になった指導員の方からは、そんな雰囲気を感じたためです。

しかし、今回ご紹介する株式会社篠山自動車教習所さんの教習指導員のお仕事からは、そんな堅苦しさを感じません。どうすれば教習生に満足のいく教習を受けてもらえるか、そしてここでの生活を忘れられない思い出にできるか、と向き合い続けられている印象でした。

教習指導員職との出会い。心の琴線に触れる

営業チーフとしてご活躍されている近藤さんにお話を伺いました。柔らかくゆったりとお話される方です。

 

 

”まずは入社の経緯から伺いたいです。”

 

「もともとは、ホテルのフロントスタッフとして働いていました。しかし、会社都合で退職することになりまして、たまたま求人を見ていた時にここを見つけたのがきっかけですね。」

「何となくでしたが、“教える”ということにひっかかりました。小学生の頃の夢が先生だったことと関係してるのかな。正直な話、求人をあまりしっかりとは読んでいませんでしたね。」

仕事との出会いというのは、偶然性が強いものだと思います。何となく気になった、何となく心の琴線にひっかかったというように、何となくの出会いが多いのではないでしょうか。

 

”入社されてみて、最初の印象はどうでしたか?”

 

「ここの教習所は、教習生と指導員の距離が近くとてもフレンドリな感じだと思いました。」

「免許合宿の最後に、仲良くなった友達や指導員と離れるのが嫌ということで泣いている子もいます。あと、毎秋に弊社開催のイベントがあるんですが、そのときに卒業生がわざわざ帰ってきます。教習所に帰ってくるってなかなかないですよね。ただいま~!って感じで帰ってきます(笑)」

株式会社篠山自動車教習所さんは、学生が最も多い顧客層であり、14日間の免許合宿を主力サービスとされています。その期間中、合宿中の教習生とは毎日顔を合わせることになり、自然と心の距離も近くなります。まして、免許取得にむけて、たちはだかる壁や大変なことを一緒に乗り越えていくので、より互いに信頼関係がうまれそうです。

 

 

相手との丁寧な関係づくり。そこに仕事の手応えがある。

 

”やはり教習生との関係性づくりが大切ですか?”

 

「教習生はいろんなタイプの方がいます。ですので、相手にかける言葉に気を付けています。」

「褒めて伸びる子もいれば、いじって頑張る子もいますね。最初に教習生に受けていただく運転適性検査をもとに、個々に合わせた教習を行っています。例えば、この子は一気に説明すると混乱してしまうので、丁寧に1回1回時間を確保して説明するとか。言葉のかけ方は意識しています。」

まずは、適性検査の結果を見て、おおまかなタイプを知ります。次に、実際に会ってどんな人なんだろうと想像します。そして、教習をしながらその人をより理解して、かける言葉を丁寧に選んでいき、信頼関係を作っていくという感じでしょうか。

「やっぱり教習生と一緒に喜んでいる瞬間が一番いいですね。こっちが喜んでいるだけでなくてね。」

「弊社では教習開始時に教習生と握手をするんです。それで、教習終了時にも握手をするんですが、そのときに手に力がぐっと入っていたり、向こうから握手を求めてきたら一番いい感じです。この子にとって自分は役に立てたと。」

信頼関係ができると、いろんな話をしてくれるそうです。控える就職活動や恋愛の悩み相談など、教習生から非常に頼りにされるようです。

 

 

”入社当初から教習生への言葉のかけ方とか意識されてきたんですか?”

 

「そうですね。ただ入社して最初の1、2年は教習生への接し方に引き出しがないので苦労しました。何年後かの自分から見れば、もっとこう言えたのにと思う事がありますね。」

 

”引き出しとは、具体的には何ですか?”

 

「言葉のかけ方とかですね。あとは、教習生が今何をできていないのかを観察する力ですね。何が原因でできていないかまで見抜く必要があります。」

 

”なるほど。人を観察する力や、そのときにぴったりな言葉を選ぶ力が求められそうですね。満足のいく教習ができるようになったのではいつごろからですか?”

 

「満足できたことはないです。」

「先輩にも言われるんですが、50分間バッチリな教習ができたと感じるのは年に1回あるかないかくらいです。教習の合間の休憩時間中にうーん、さっきの教習は…と反省していますね。教習生が満足のいく教習は永遠の課題です。」

満足できたことはないです、と即答されたことに少し驚きを感じました。ただ、特別なストイックさというよりも、“もっとこうすれば良かったのになあ”とより良い教習を追い求める近藤さんの気持ちが伝わってきました。

自分と仕事の関係性がうまくいっている時は、仕事への手応えもありつつ、“もっとこうすれば良くなるのでは”と自然に考えます。もう少し良くしたいと無意識に思う時は、きっと自分に合った仕事ができているのではないでしょうか。

教職指導員になるには。そして、その仕事で自分を活かすにはどうしていくか。

 

”教習指導員として現場に出るのは、資格が必要でしたよね?”

 

「はい、そのとおりです。資格をとっていただくまでは、教習生の送迎や事務作業をしていただきます。その合間に勉強という感じですね。」

「年に3回実施されるので、そのどこかで受けていただくことになります。運転実技試験、学科試験、論文、面接があります。面接も教科書の内容を聞かれるので、基本的には暗記がメインになります。」

 

”なかなかお腹いっぱいになるメニューですね(笑)。近藤さんは、すんなりと資格をとられましたか?”

 

「僕は2回試験を受けて、ようやく資格をとりました。でも、現在は僕の資格取得ときと違って、今は業務中に資格勉強する時間があります。運転試験対策としても、僕らが横に乗って運転具合を見ます。なので、受かりやすいとは思いますよ。」

 

 

最後に、自分の得意なことを活かすと良いのではとお話されました。

「指導員によって教習生との接し方はいろいろです。教習中に1回は絶対笑わせてやろうと思っている人もいれば、わかりやすく整理して教えようとされている人もいます。その人の得意なことを活かしていただければと思います。」

「そうすれば、教習生が“あの人面白いですね”とか、“整理されていてわかりやすいです”と反応をくれます。一番だめなのは“眠いです”と言われることですね。そこは、その人の技量です。」

近藤さんは、今では教習指導だけでなく、チラシの考案、ホームページ・SNSの更新、各大学回りなど様々なお仕事で活躍されています。しかし、お話を聞いていると、入社のきっかけは“何となく”心の琴線に触れたから、ここに入社されたそうです。そして、少しずつ教習指導を“自分の仕事”にされていったのではないでしょうか。

 

 

株式会社篠山自動車教習所さんでは、他にもカフェの接客スタッフ、調理師、宿舎の清掃員、教習生の送迎員も募集されています。

この記事を読まれて、心の琴線に触れた方、ぜひ問い合わせてみてください。


フルヤ工業株式会社 降矢寿民

 

食堂が良い企業は、従業員を思いやる優良企業が多い。筆者の体験ではそう思っております。

今回ご紹介させていただくのは、大手メーカーなどと取引のあるプラスチック製品の開発及び金型設計・製造をされているフルヤ工業株式会社です。モノづくりの精神を大切にされている、

従業員にやさしい企業です。

 

 

代表取締役の降矢寿民さん

 

”御社の場合、社内託児所を設置されるなど、従業員が働きやすい環境づくりに重きをおかれている印象を受けます。”

 

「託児所もそうですが、まずは社員食堂をぜひご紹介させて下さい。非常におしゃれで、社外からのお客様にも大変驚かれます。“新卒の面談を食堂でされたらインパクトありますよ”とご提案いただくほどの、自慢の食堂です。」

 

 

*社員食堂内観その1

 

 

*社員食堂内観その2

食堂が良い企業は、従業員を思いやる企業が多いという印象です。

「今年創業100年を迎えるに当たって、タイ現地法人の工場見学を行い、社員旅行をしました。そこに付随して、食堂のリニューアルも行いました。普段貢献してくれている社員に還元して喜んでもらえたらいいなという想いが強かったんです。」

「社内託児所は2015年に設立しました。産休の従業員が託児所に子どもを預けることで早く復帰してくれたり、一旦退職した子も戻ってきていますね。」

 

 

*託児所「サボテンハウス」外観

 

 

託児所を設立することで女性従業員の方が育児しながら働きやすい環境を整えられています。それを実現できる背景としては、創業100年という長い期間蓄積してきた技術をもとに、大手メーカーと取引されているといった安定性にありそうです。

 

”時計や車、カメラなどの身近な製品の部品を作られていますよね?”

 

「はい、うちで作っているのは生活でよく手にしたり、目にする製品の外観部品がほとんどです。生活しているとうちが作っている製品に自然と目が留まります。例えば、うちの従業員が新幹線に乗った時に自分が携わっている製品があったと驚いて喜んでいました。」

誰もが知っているような腕時計の外枠やカメラのグリップも、フルヤ工業株式会社で作られているそうです。

 

”面白いですね。自分が携わったものに生活のなかで触れたり、目が留まったりというのはやりがいにも繋がりますね。”

 

「自分も技術課長とドイツに行った時に、うちが外観部品を担当した某大手メーカーのカメラがショップにあって、感慨深げになりました。自分たちが設計したものが、ドイツにもあったと。」

フルヤ工業株式会社では他社の真似をするのではなく、最新の技術開発に力を注がれているそうです。

「私は、今後業界の中で生き残っていくためには最新の技術開発をやっていくしかないと思っています。他社の真似をして後追いするのではなく先駆けとなることを目指しています。これは、先代の社長の時から言われていますね。」

「例えば、弊社の”2色成形”という技術は今では当たり前ですが、当時はなかったです。ない中でそういう設備を持ち、そこから色々な業界にPRして最新になることを目指してきました。最近であれば、シリコンと樹脂を一体で作ることにより、難易度も付加価値も高く世の中のニーズに合った製品を作り出せる技術を開発しました。」

「ドイツの展示会に行き、ヨーロッパの高い技術が今後日本でも要求されると思い、早くに設備投資をしました。その後に国内の展示会でPRし普及させ、量産につなげていきました。」

 

 

”国内で最先端の技術を保有する会社が篠山市にあるんですね。ぜひ、篠山市で働こうと思う方にメッセージをお願いします。どんな人にフルヤ工業さんに来てほしいですか?”

 

「うちの社員はほとんどが文系出身です。文系出身であっても理系出身であっても、要は“ものづくり”にこだわりを持っていればいいです。生活のなかで自分が作ったものを手にしたり、お店で見ることができることに喜びを感じ、そのこだわりを持って仕事に取り組める方に来て欲しいですね。」

 

“文系出身者が多いんですね。文系が集まる理由は?”

 

「どうなんだろう。どちらかというと、モノづくりに向いてるのは血液型!(笑) B型が向いているのかな。B型のこだわりは異質ですね。モノに対する考え方は、すごいと思いますね。」

 

“社長はちなみに?”

 

「O型です。A型に近いね(笑) あと、学歴は気にしません。」

 

”入社してから育てていくという感覚でしょうか?”

 

「そうですね。3年前に役員になった方とかは、本当に生え抜きで、入社20年で役員です。最年少です。38歳で役員になりました。頑張れば、誰でもチャンスはありますよ。」

大きな会社だと、努力をしてもなかなか仕事のチャンスが回ってこないと聞きます。しかし、ここではやる気があって技術があれば正当に評価される環境がありそうです。

 

 

自分がつくったモノが生活のなかにあるというのは、非常に心地よいものだと思います。生活のなかで目にする、手にする、そしてもっとこうすればいいのではと考える、そんなふうにお仕事ができる会社ではないかと感じました。ぜひお問い合わせください。

2018年11月投稿


医療法人社団紀洋会 ぽっぽ保育園 千賀 昌代

医療法人社団紀洋会 ぽっぽ保育園 千賀 昌代さん

 

・地域に根ざしたより良い医療と介護

 

医療法人社団紀洋会は、兵庫県篠山市を拠点として多様な診療科と部門からなる「岡本病院」と複数の「介護施設」の2つの柱で地域の医療を支える企業です。

 

 

医療や介護の現場と言えば女性が活躍する職種の代表みたいな感じがします、
女性が仕事に専念できる環境はどのように創られていったのでしょうか。

 

・選ぶ企業から選ばれる企業へ

 

平成6年当時の「岡本病院」は病床数126床で診療科は6診療科、職員数は70名程度でした。介護分野も特養中心で行政主導の措置入所制度の時代でした。
都会で働くことにステータスを感じる時代で、地元には医療従事者が極めて少なく、特に正看護師よりも准看護師の方が多い時代で、優秀な人材の確保、それどころか人材そのものを確保することが難しく、また世間的に結婚や妊娠をすれば退職というような意識のある時代でもあったので、ある意味で本当に大変な時代でした。

そこから「人材の確保」と「女性に長く安心して勤めていただく為にはどうしたら良いのか」を模索していきました。

そして24時間保育をして職員が安心して仕事が出来る環境を作ることそして女性の出産・育児という大きなイベントにおいて、しっかりと支援することが安定した医療の提供に結びついていき地域医療への貢献ができる。独自の開設へと考えがまとまっていきました。

当時の経営状況から見て企業としての経済的な負担は決して小さなものではありませんでしたし、運営経験もなかったのですが

“当時の理事長の職員を大切にしないといけない“の思いを形にするように
「平成6年7月1日にぽっぽ保育園が開園されました。」

 

 

・会社は大きな家族!それを支えるぽっぽ保育園

 

“ぽっぽ保育園開園当時から努めている千賀さんのインタビュー“

 

 

私が保育士を目指したのは、憧れていた職業だったからです。短大で資格を取得しましたが、当時の保育士は就職難で、他の職業に就く人も多かったです。なので、今現在も資格を活かして働けることは本当に良かったなと思っています。

 

・勤続24年のキャリア

 

篠山出身ではなく、縁があり引っ越ししてきました。できればしっかり働きたいと思っていましたので、ぽっぽ保育園の募集を知り資格を活かして働きたく、就職しました。元々公立の保育園で働いていましたので、夜勤など初めての経験でしたが、これまで以上に学ぶことが多くすべてが新鮮でした。

今年で働いて24年になります。篠山に住み半年後には、ぽっぽ保育園で働き始めたので、ぽっぽ保育園は私の生活の一部であり、友人や同僚、たくさんの方に出逢いました。

 

 

・保育士の仕事

 

今は15名ほどのお子さんを預かり毎日楽しく仕事をしています。ぽっぽ保育園で働き、本当に多くのお子さんを見送ってきました。時々、卒園児の保護者の方に会うと写真を見せて頂いたり、成長されたお話を聞いたり、懐かしく嬉しい気持ちになります。

嬉しいこと、時に辛いこともありましたが、やはり私は保育士という仕事が好きなんですね。

 

・女性が安心して働ける環境とは

 

今までの経験から私が大切にし、重要に思っていることは、保護者の方とのコミュニケーションです。例えば、お子さんの普段の様子や、好きなもの、好きな事など何気ないことでも知ることでより良い保育をすることに繋がるのではないでしょうか。

保育園での様子、保育園以外での様子、伝え合う事の大切さを常に感じています。登園や降園時に話をして(時に長くなりますが)信頼関係を築いていくことを大切にしています。

 

・24時間365日の保育実践!!

 

現在はスタッフ(保育士)5名で頑張っています。

そして紀洋会で働く全職種のお子さんが対象であることがこの施設の特徴です。正社員、パートに差はありません。

常時通うお子さんの保育以外に夜勤保育、学童保育、他園に通うお子さんの午後保育などに応じて職員がうまく働けるようシフトを調整しています。また、台風などの不測の事態で突然 休園休校になった場合でも保育ができるよう迅速に対応しています。アレルギーを持つお子さんの食事や病気の対応等にもきめ細かに対応しています。

その他にも登録園児制度があり、ぽっぽ保育園を卒園されたお子さんも保護者の勤務に合わせて急遽、保育園の利用ができるようにフォローもしています。

 

・ぽっぽの一日

 

基本的に保護者が仕事に行く日が登園日です。

日中の時間は戸外遊び、室内遊びで元気に過ごし、年齢、人数により保育内容も変わります。雨天でも施設が広いのでのびのびと過ごせます。また晴れた日には四季の森公園にお散歩に行くこともあり、自然環境にも恵まれています。

 

・苦労とやりがい

 

ぽっぽ保育園は4月入園に限らず途中入園されるお子さんも多いため、常にその対応に追われますが、最初は泣いていたお子さんが慣れてきてお友達と遊ぶ姿を見ると嬉しく思います。

最近はテーマを決めてスタッフ各自で意見を出し合い、より良い保育に活かせるような話し合いをしています。例えば、子供たちが日々使うもの安全性についてや、保育室の片付け、使いやすい配置などです。自主性を尊重し個性を伸ばす遊びや、季節の行事についても新しいアイデアを取り入れています。

 

 

・今後の展望

 

毎年4月になると公立の保育園・幼稚園や小学校に進級されて、ぽっぽ保育園を卒園するお子さんもいれば、登録園児として公立に通いながら引き続き利用される方もいます。土日の利用や夜勤保育、休園休校時の際の利用です。

ぽっぽ保育園だからできること、他にない魅力あるところをこれからもどんどん利用してほしいと思います。

24年も経つと、ぽっぽ保育園を卒園されたお子さんが大人になって、紀洋会で働いておられる方や、看護師を目指して勉強を始めたお子さんたちもいます。それは、思ってもいなかった事で、将来もっと広がっていくのかなと考えれば私たち保育士も(そのことに)関わる事が出来たのだと嬉しく思い、誇りに思うのです。

 

そして私自身が介護をする年代になりました。

 

院内保育園で長く働いて、病院の同僚や同期、預かるお子さんの保護者の方はさまざまな資格を持って働いている方がおられるので、専門知識や色々な話を聞くことができます。職員の年代もさまざまでお子さんを預けて働くお母さんもいれば、私のように介護をしながら働く職員もいるのではないでしょうか。

それぞれのライフステージで家庭と仕事の両立ができるから、長く勤めることができる。それが紀洋会だと思うのです。

篠山と言えば都市部から見れば田舎のイメージはあるかもしれませんが通勤圏内にあり住みやすく働きやすく不便なことは感じません。

大阪までも1時間で行けますし、子育てしたり、働いたりするにはとても良い環境だと思います。それに人々がとてもあたたかく支え合うやさしさが篠山市にはあるように思います。近くに相談できる友人や同級生、家族がいる。この環境の素晴らしさに気づくことができると思います。

当時の理事長が女性に長く勤めていただくにはどうするべきか考えた

結果の先にぽっぽ保育園が開設され、紀洋会を支え続けています。

現代は開園当時よりも働く女性が多くなり、働きやすい時代になりました。

このような企業が増えることが地域活性になり人口流出の減少につながるのではないかと思います。

 

ぜひ皆さん紀洋会で一緒に働きましょう。

2018年11月投稿


株式会社 小田垣商店

インタビュー者:営業販売部 部長 山本哲様

・篠山から全国へ 黒豆の老舗「小田垣商店」

1734年が創業になりますが、その頃は丹波黒とは関係のない鋳物商(いものしょう:金物屋)を営んでおりました。1868年に当社の前身である小田垣種苗店へ転業いたしました。現在の社長で7代目になります。
主に弊社が取り扱う商品は、丹波黒大豆と丹波大納言小豆が中心となっています。明治元年に創業し、黒豆の種と、大納言の種を販売するようになって、地元の生産農家さんにお世話になり、収穫されたものを小田垣が仕入・選別、販売するというのが事業の発祥になります。

昭和45年に減反政策がスタート以降、それまでは、あぜ豆として丹波黒豆は植え付けられていたのが、減反政策がスタートしたと同時に水田でも丹波黒を作るようになりました。

そこから少しずつ販路を拡大していき全国の小売店さん、豆屋さんなどに苦労して頂きながら一般の消費者の方に丹波黒を認知してもらえるようになり、今の丹波黒大豆、丹波大納言小豆の老舗の会社としての位置を築きました。

※(株)小田垣商店外観

 

・丹波黒大豆の歴史「全国に至るまでの苦難の道」

丹波黒大豆の特徴は、大粒で丸くて粉が吹いているという事、これが大きな特徴なんです。粉を吹いているという特徴について「見た目が汚れている」という事を昔は言われていました。そして当時は粉を拭き取るためにわざわざ磨いていたようです。

北海道の黒豆が「ひかり黒」といわれ磨いているから綺麗なんです。それに対して丹波黒大豆は粉が吹いており値段も高いと言われることもあり、最初はどのようにブランド化するのか色々と苦労したようです。

ただ、「値段は高いけれども大粒で美味しい。」というのを何年もかかって小田垣が中心となって東京や日本全国の小売店に説明しご納得していただいて広がったという事です。今と違って交通の利便性が悪く、配達ひとつにしても運送業者もありませんし、地道にご説明にお伺いして大変苦労したと聞いています。

・「自身で調理し素材の味を楽しむ」

本当は、丹波黒大豆を年間通して食べていただきたいのですが、毎年、秋以降から年末に注文が集中しています。年間需要としては加工用・調理済みで比べると割合が「6:4」で加工用が断然多く占めていると思います。ですが一般家庭で丹波黒大豆は「調理する時間や手間がかかる」と言ったイメージがあるのでしょうか、調理済みの物を購入される方が多いという傾向があります。日本の文化として豆はできればご自身で家庭、ご自身の味で調理していただきたいなと思います。


※店内風景

 

・全国区から世界へ「小田垣が考える」マーケティング戦略

5年前から香港で展示会を行ったり、台湾に視察に行ったりしています。今後少しずつですが、加工品をアジア中心に販売できればと考えています。来年から減反政策の関係もあり、農業の仕組みも変わってきますから、販路を広げて生産者さまに作って頂いたものを販売できるようにと思っています。

小田垣が大切に考えているのは、生産者の方々が「丹精こめて作った丹波黒大豆と大納言小豆の売れ残りをゼロにする。」そういった想いで全国から世界に発信しています。生産者さまに少しでも還元したい、そういった気持ちで日々仕事をしています。

※丹波黒大豆の「手より選別」作業風景

 

・小田垣の「味が出る仕事」とは

私が率直に思うのが「地味な会社」なんですよね(笑)というのが、仕事自体も地味なんですけども、それが篠山には丁度いいと私は思っています。「やっていくうちに味が出てくる仕事」です。

日頃している仕事・作業は「手より選別」といいまして、弊社の大切な選別作業です。朝8時30分から夕方5時まで女性たちが一生懸命に一粒一粒品質を見極めてくれています。1日1人で100キロ選別し、1日中、目と手の五感で選別する手作業なので、忍耐力も必要で大変な仕事です。

男性の作業は力仕事が多く、黒豆の入っている大袋(30キロ)を選別また保管・出荷します。それを1日1000から1500袋を動かします。これは本当に忍耐力が必要で、地道な気持ちを持ちながらモチベーションを保つことが必要な仕事だと思います。

・離職率が低いその理由

丹波黒は地元の特産でもありますし、日本一、世界一大きな品種の黒豆を扱っているという事で、非常にお客様に喜んでいただける機会が多いです。特に年末は、黒豆が大きいなどの反響も増えています。その他には、ご購入頂きましたお客様にお礼状を必ずお出しするのですが、お客様にも返信していただく機会がありまして、
「今年は美味しく炊けました。ありがとう。」とお喜びの声を頂く機会が多くあります。他にも、ホームページのコメントを書いて頂いたりと様々なところでお声をいただき社員一同、大変うれしく思っています。

電話や文章でのやりとり以外にも、お客様と直に触れ合う機会もあります。例えば、「食育」について会が開かれたその時に参加されたお客さまが、お礼の電話をくだささった事もあります。食育を通じて参加頂いた消費者の方のご意見や丹波黒への想いを従業員のみんなで「お客様の声」として共有し「お客様からいただいた喜びの声を従業員一人一人に伝える」これを非常に大事にしています。

仕事には派手さは無いですし忍耐力も必要ですが、働く環境や、歴史ある仕事やお客様のありがたいお言葉にやりがいを持って仕事をしてもらっている所が、勤続40年の大ベテランの社員も在籍する、離職率の低くさに繋がっているのかも知れません。


※丹波黒大豆の「手より選別」作業風景②

 

・従業員の男女比について

準社員さんを含めて約58人、男性が18人、女性が40人と女性が多いです。
女性ならではの繊細さを必要とする作業が多いからかも知れません。最も重要な手より選別作業は、全員女性で最近ここ10年では若い方も多く働いて頂けるようになりました。高卒で採用もするようになりましたし、Uターンの方も増えてきました。

・会社が大切にする「従業員への感謝の心」

老若男女問わず従業員たちの親睦の場が数多く小田垣にはあります。一昨年は、社員旅行で海外に行きました。他にもバス一台を貸し切って約50人で毎年、京都へ初詣に行ったり、春は花見をしたりしています。年に1回必ず親睦旅行をする会社も景気とともに少なくなってきているかと思いますが、「従業員同士の親睦を深めてほしい。」という、会社から職場環境への配慮や思いやりが感じられ大変嬉しく思います。

・小田垣で一緒に働きませんか?

この職場に向いている人は、真面目で正直で素直さがあってキッチリとした仕事ができる人でしょうね。小田垣商店で一緒に働いていただける方を随時募集しております。興味がおありの方は是非ご連絡ください。Iターンの方や、Uターンの方も大歓迎です。そして、できれば篠山に住んで欲しいです。是非一度ご覧ください。


株式会社 いなかの窓 西本 和史

・地方IT企業「いなかの窓」の方向性

現在、私たちの会社に事業は大きく分けて4つの事業があります。

1,WEBサイト事業
ウェブサイトの企画・制作とショッピングサイトの運営。
システム開発など

2,デザイン事業
デザインについては主にポスター・チラシ・パンフレットなど紙媒体の広告物全般と、ブランディング系の広告、販売促進の広告、封筒や名刺と幅広く制作しています。

3,メディア事業
メディア事業では「#ささやま」という地域の魅力を発信するポータルサイトの運営と全国向けに「趣味ちゃんねる」という自分の趣味を発掘するサイトを運営しています。

4,サポート事業
サポートは主にハードウェアとかパソコンが壊れたとかWi-Fiが繋がらないなどの問題を解決する細やかなサービスとハードウェアやソフトウェアを導入するという相談が多いですね。

の4つに分かれています。

・趣味チャンネルってなんですか?

一言で言えば自分にあった趣味を探すサイトです。閲覧数は月間で60万PV、年間でいうと800万PVにもなるサイトを運営しています。市内にでもこれだけの閲覧されるサイトを持っている人はなかなかいないと思います。
趣味ちゃんねるリンク

・#ささやまってなんですか?

#ささやまは昨年にクラウドファンディングで市内の方々から出資を募って市内の情報を面白く笑って見てもらえるポータルサイトです。例えばSNSや既存のサイトには情報に偏りや、限りがあったりしますが、シャープ篠山はそういった垣根が無く閲覧者の方に笑って見てもらえる親近感が持てるようなサイトにしています。クスっと笑える発信内容なので是非一度見てください。
#ささやまリンク

・地方を目指した若手起業家

代表の本多とは中学生時代の同級生で、もう一人のデザイナーの箕浦は本多と高校時代の同級生でした。学生を卒業してからそれぞれ3人はフリーランスや企業で勤めたりとバラバラの生活をしていましたが、ある時みんなでチャットやスカイプをしてて「篠山に戻って一旗あげるか!!」という話になって、それからみんなスパッと仕事を辞めて篠山市に戻ってきて「株式会社いなかの窓」を起業しました。

3年前の起業当時に事業内容はあまり決まっていなくて、とりあえず自分たちに出来る事をしようと考え、何で社会に貢献できるかとか、何が収益になるかを考えて、少しずつ今の事業の内容になっていったという感じです。現在のIT関連の業態になったのは、3人にITのスキルがあっただけで、例えば我々が大工や飲食業をというスキルを身に付けていたら違う業態での起業になっていたかもしれませんね。ですのでその時の「自分たちのできることをやる」という考え方が会社の基本的な考え方になっていきました。

 

※デザイナーの箕浦さん

 

・つまらないを面白く!企業ブランディングへ 

篠山をつまらないと感じている人は、篠山をつまらないと思っているからだろうと思っていて、少し視点を変えれば様々な情報やコンテンツがころがっているのではないかと思いますし、それらは強みになると思っています。そんなことを一言で表現しようと尖っていた創業当時に「つまらないのは自分たちじゃないか!」みたいなキャッチコピーを考えてみたりもしましたね(笑)。そんな一種の反骨精神みたいなものが会社を初めたきっかけでもありましたし、もちろん篠山市が大好きという想いが根幹の部分にあったので、篠山のマイナスに思われているところを僕らの目線でプラスにしてやるぞって思いましたね。あっこれは名言です(笑)

篠山市に戻って来て仕事をしていく中で、多い案件としては企業のホームページを制作したりチラシやパンフレットの制作が多くなってきて感じたのが、篠山には大きな企業や、地域の中で人気のある会社があるのに、その魅力や情報が上手く発信されていないと感じました。特に情報発信においては都会と比べて質が劣っていると感じましたね。そういった事でお客様にお手伝いできないかと考え、ホームページやECサイトを制作して終わりでは無くブランディングや広報という部分でもサポートできる体制を創り、充実したサービスを提供できるように心がけてきました。そんな中で企業様や個人様と共に歩むようになり「いなかの窓に頼んで良かった」や「本当に助かった」と言われことが仕事をしていて満たされる瞬間でもありますね。

 

※インタビュー者:取締役社長 西本さん

 ・現代の地方の歩き方

地方で仕事をする意味は人それぞれだと思いますが、代表の本多が言うには、都会より人材が少ないので、自分自身にスキルがあれば活躍できるチャンスがあるという所が地方で働く魅力の一つかもしれないですね。UターンIターンのような外部の目を持ったスキルのある人材は今後、地方都市には今よりもっと需要が高まると思います。

その他には、ライフスタイルで考えると都会の雑騒なところで過ごすより、静かなところで生活しながら仕事をする事もありかなと思いますね。「ゆったりとしたライフスタイル」と「自分でも活躍できるかもしれない」というところの2つを両立できることが”いなかの窓”の強みなっているとも思います。そしてなにより、地方都市で仕事をする場合は人間関係が都会に比べて近いので、この人の役に立てているという「やりがい」を感じる機会に溢れていると思います。

・モチベーションの維持

私は以前は大きな企業で勤めていましたが、そのような大企業は各部門で仕事を分けています。例えば、総務部門の中でも様々な作業部門があって機能別になっていたりします。その時私の業務といえば採用の数字だったり、統計を出す仕事をしていましたが、その仕事が何の役に立つのかが見えてきませんでしたね。自分の今している仕事は誰から来た仕事なのか?とイメージしづらかったり、今している仕事は誰の役に立てているのか?と「誰かの役にたっているというやりがい」を見出しにくく感じましたので、企業の際にはその部分に注意しました。ですので現在は、全体的に人口が少なくなると人間関係が濃密なものになっていく地方での仕事環境の中で、より身近なお客様と一緒に地域の盛り上げて行けているなと思えることに、仕事の幸せを感じながらモチベーションの維持にも繋がっていっています。

 

※エンジニアの本多さん

 ・地域創生のその先

今後の会社の進んでいく方向性としては「個々のやりたい事を実現できる会社」にしていく事ですね。現在一緒に働いている仲間たちであったり、私個人であったり、一人一人の個性を大切にしていきたいと思っています。例えば新しいサービスを作りたいと、やりたい事を見つけて考え始めるスタッフがいた時に、社内で協議しそのような案件の後押しできる体制を創っていきたいと考えています。そうなれば全体的に自由な発想を持って仕事が楽しくできる会社になっていくと思うからです。まだまだ企業して間もないですが様々なノウハウも蓄積してきましたので、スタッフ皆でそれらを共有し自身の理想のライフスタイルを叶えられるような企業になって行きたいですね。

記者「このインタビューを見ている人へメッセージってありますか?」

えっと・・・そうですね。「目的が無くても楽しく働ける」ってどうですか?(笑)夢が無くても楽しく働ける!そんな町です篠山市!以上です。
あっ、やっぱりココはカットでお願いします。(笑)