フルヤ工業株式会社 降矢寿民

フルヤ工業株式会社 降矢寿民

 

食堂が良い企業は、従業員を思いやる優良企業が多い。筆者の体験ではそう思っております。

今回ご紹介させていただくのは、大手メーカーなどと取引のあるプラスチック製品の開発及び金型設計・製造をされているフルヤ工業株式会社です。モノづくりの精神を大切にされている、

従業員にやさしい企業です。

 

 

代表取締役の降矢寿民さん

 

”御社の場合、社内託児所を設置されるなど、従業員が働きやすい環境づくりに重きをおかれている印象を受けます。”

 

「託児所もそうですが、まずは社員食堂をぜひご紹介させて下さい。非常におしゃれで、社外からのお客様にも大変驚かれます。“新卒の面談を食堂でされたらインパクトありますよ”とご提案いただくほどの、自慢の食堂です。」

 

 

*社員食堂内観その1

 

 

*社員食堂内観その2

食堂が良い企業は、従業員を思いやる企業が多いという印象です。

「今年創業100年を迎えるに当たって、タイ現地法人の工場見学を行い、社員旅行をしました。そこに付随して、食堂のリニューアルも行いました。普段貢献してくれている社員に還元して喜んでもらえたらいいなという想いが強かったんです。」

「社内託児所は2015年に設立しました。産休の従業員が託児所に子どもを預けることで早く復帰してくれたり、一旦退職した子も戻ってきていますね。」

 

 

*託児所「サボテンハウス」外観

 

 

託児所を設立することで女性従業員の方が育児しながら働きやすい環境を整えられています。それを実現できる背景としては、創業100年という長い期間蓄積してきた技術をもとに、大手メーカーと取引されているといった安定性にありそうです。

 

”時計や車、カメラなどの身近な製品の部品を作られていますよね?”

 

「はい、うちで作っているのは生活でよく手にしたり、目にする製品の外観部品がほとんどです。生活しているとうちが作っている製品に自然と目が留まります。例えば、うちの従業員が新幹線に乗った時に自分が携わっている製品があったと驚いて喜んでいました。」

誰もが知っているような腕時計の外枠やカメラのグリップも、フルヤ工業株式会社で作られているそうです。

 

”面白いですね。自分が携わったものに生活のなかで触れたり、目が留まったりというのはやりがいにも繋がりますね。”

 

「自分も技術課長とドイツに行った時に、うちが外観部品を担当した某大手メーカーのカメラがショップにあって、感慨深げになりました。自分たちが設計したものが、ドイツにもあったと。」

フルヤ工業株式会社では他社の真似をするのではなく、最新の技術開発に力を注がれているそうです。

「私は、今後業界の中で生き残っていくためには最新の技術開発をやっていくしかないと思っています。他社の真似をして後追いするのではなく先駆けとなることを目指しています。これは、先代の社長の時から言われていますね。」

「例えば、弊社の”2色成形”という技術は今では当たり前ですが、当時はなかったです。ない中でそういう設備を持ち、そこから色々な業界にPRして最新になることを目指してきました。最近であれば、シリコンと樹脂を一体で作ることにより、難易度も付加価値も高く世の中のニーズに合った製品を作り出せる技術を開発しました。」

「ドイツの展示会に行き、ヨーロッパの高い技術が今後日本でも要求されると思い、早くに設備投資をしました。その後に国内の展示会でPRし普及させ、量産につなげていきました。」

 

 

”国内で最先端の技術を保有する会社が篠山市にあるんですね。ぜひ、篠山市で働こうと思う方にメッセージをお願いします。どんな人にフルヤ工業さんに来てほしいですか?”

 

「うちの社員はほとんどが文系出身です。文系出身であっても理系出身であっても、要は“ものづくり”にこだわりを持っていればいいです。生活のなかで自分が作ったものを手にしたり、お店で見ることができることに喜びを感じ、そのこだわりを持って仕事に取り組める方に来て欲しいですね。」

 

“文系出身者が多いんですね。文系が集まる理由は?”

 

「どうなんだろう。どちらかというと、モノづくりに向いてるのは血液型!(笑) B型が向いているのかな。B型のこだわりは異質ですね。モノに対する考え方は、すごいと思いますね。」

 

“社長はちなみに?”

 

「O型です。A型に近いね(笑) あと、学歴は気にしません。」

 

”入社してから育てていくという感覚でしょうか?”

 

「そうですね。3年前に役員になった方とかは、本当に生え抜きで、入社20年で役員です。最年少です。38歳で役員になりました。頑張れば、誰でもチャンスはありますよ。」

大きな会社だと、努力をしてもなかなか仕事のチャンスが回ってこないと聞きます。しかし、ここではやる気があって技術があれば正当に評価される環境がありそうです。

 

 

自分がつくったモノが生活のなかにあるというのは、非常に心地よいものだと思います。生活のなかで目にする、手にする、そしてもっとこうすればいいのではと考える、そんなふうにお仕事ができる会社ではないかと感じました。ぜひお問い合わせください。

2018年11月投稿

住所〒669-2211 兵庫県篠山市大沢新110番地
連絡先Tel: 079-594-1111(代) 
Fax: 079-594-1115
社員数147名(男67名、女80名)2018年12月1日 現在
URLhttp://www.furuyainc.co.jp/index.html
備考