市野麻由子さん

ささやまだからできること3

日本六古窯の一つ丹波焼の産地として知られる丹波篠山市今田町で、若手陶芸家として活躍される市野麻由子さんにお話を伺いました。市野さんの父・兄も陶芸をされていて、家族で『省三窯』を運営されています。

 

 

陶芸に向き合うきっかけ

学生の頃から将来は焼き物づくりに関わろうと考えていましたが、実家だと親に甘えてしまうのではないかと思い、実家でやるか、他の地域でやるか迷っていた、ちょうどその時期に瀬戸内国際芸術祭のプロジェクトに関わり、そこで出会った人から「どこでやるかではなく、どのように向き合うかが大切だよ」と言われ、“ハッ”としたのをきっかけに地元に戻る決意をしました。戻った当初は、「量が成長を生む」という意識で数多くの作品を作りましたが、今は一つひとつ丁寧なモノづくりに励み、可愛らしい焼き物など、自分のセンスが出せる作品づくりに挑戦したいと考えています。

丹波篠山でモノづくりをする魅力

田舎らしい落ち着いた雰囲気が、作品づくりに良い影響を与えていると感じます。例えば、身の回りの自然から、作品の着想することもありますね。私が働く窯元は山の麓にあり、ゆったりした空気が漂い、どんな作品を作ろうか腰を据えて考えられますし、作品づくりのヒントにならないかと落ち葉や松ぼっくりを拾ってしまうこともあるんです(笑)。あとはたくさんの窯元が密集しているので、皆で丹波焼を盛り上げようという一体感があり、大先輩や同世代の仲間と話す機会も非常に多く、陶芸への向き合い方を聞けたりと、いつも刺激を受けています。