ハンサムな野菜を育てる"黒豆マン"

神谷圭治

唯一無二の素材との出会い

体を育む食べもの。心と身体の健康を気遣う人が増えると共に、農業にも関心が高まりつつある近年では「農業をするために」移住をされる方たちも増えています。神谷圭治さんは、大阪府大阪市から北海道へ移ってお仕事をされた後、篠山へ移住して来ました。

移住前に篠山でフレンチレストランをしている方と出会ったんです。その方は篠山の野草を美味しいフレンチにして提供していて。その時は、10年先のことやってる!って本気で思ったなあ。”

田舎にありながら時代の先を走るような料理のスタイルに興味を持ち、篠山を訪れた神谷さん。そこで無農薬で黒豆の枝豆を育てる農家さんと出会います。

うわ、すごいなこれ!今までで食べた枝豆で一番うまい!って思って。自分も育てたいと思って、当時は大阪で働いていたけど土日はその農家さんのお手伝いをしに毎週来てたんですよ。それでも、移住してきて家を探すことも畑を借りるのも、作物ができても販路を開拓してと大変な事がたくさんあった。”

北海道の旅館でお料理でおもてなしをしていた神谷さん。料理が好きだったからいい素材が育てられる場所も探していたという事も、神谷さんが篠山へ移住する決め手となります。ですが、移住してすぐにやりたい事ができたかと言えばそうではありません。今のハンサム農園を始めるまでに4年という歳月がかかりました。

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子どもの好き嫌いが無くなるほどの美味しさ

“例えばさ、子どもたちに好き嫌いがあって椎茸が食べれない子がいたりするでしょう?でも、ウチで育てた原木椎茸なら美味しいって食べる。野菜もそう、本物を一度食べて欲しいなって思う。嫌いなものを美味しいって思う、これってすごい事だと思う。”

産地から離れた都市部で手に入れる野菜は物流が発達した今の時代でも、産地でそのまま食べる新鮮さには敵わない。敏感な子ども達は、無農薬で丹精込めて育てられた「ハンサムな野菜たち」を驚くほどたくさん食べてくれるそうです。

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シェアライフ小多田の家

篠山市の小多田という地域に、茅葺の古民家を改修工事を施し「就農者向けのシェアハウス」として農業と共にシェアライフ小多田の家を始めた神谷さん。

“家だけでなくて、暮らしを共有するからシェアライフ。本当に農業で勝負したいならすぐウチに来たらいいと思う。畑を借りたり家をかりたり、農業以外のやる事がたくさんでてくるから、まず地域に入ってそこからしか始まらない。篠山は大阪も京都も神戸も一時間で行けるし、恵まれてると思うよ。”

青い空の下でゆったりと時間を使い、自然と触れ合いながら作物を育てる。夢は広がるが、全てが最初から上手くいく事は稀だったりする。ご自身が農業を始められるまでに苦労された事を、次の就農希望者には少しでも負担を軽くできる場所を準備した神谷さん。本気で就農を目指す人は、シェアライフ小多田の家の門を叩く事から始めてみるといいかもしれない。

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プロフィール

名前:神谷圭治
性別:男性
年齢:45歳
家族:独身
所属:ハンサム農園・シェアライフ小多田の家
変身:篠山市非公認キャラクター 黒豆マン
移住:2009年8月
出身:大阪府大阪市
移住前の居住地:北海道富良野市

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