油揚げや和惣菜を主に製造する食品製造メーカーの株式会社京都庵さん。
今回は、この会社で働く中澤宏輔さんに仕事内容や、地元で働く良さについて伺ってきました。
どんな仕事を担当されていますか?
「油揚げを製造する工程の機械管理で、豆腐を固める凝固行程、豆腐を整形する行程、豆腐を揚げる行程を担当しています。豆乳の量を変更したり、固まってしまった部分を取り除いたり、微調整を行う大切な仕事です。」
※プレスされた豆腐の厚さを検査する中澤さん
仕事でやりがいを感じることや、大変なことはありますか?
「夏場は空調が効いているといってもやはり暑くて大変ですが、揚げがまっすぐ綺麗に揃って出来上がったり、ふっくらと揚げることができたりした時にはやりがいを感じます。」
「職場の方はほぼ年上の方ですが、いろいろと声を掛けていただき、気にかけて下さるので、安心して仕事ができます。」
地元で働くきっかけ
中澤さんは、生まれも育ちも丹波篠山で、市外に一度大学へ進学のため転出されたことがあります。
「卒業後、実家に帰省して一度三田市の企業へ就職しました。ですが、自分が興味を持ち、愛着を持てる会社で働きたいと思い、転職を決めました。」
転職先を探しているときに、新聞折込の求人広告で株式会社京都庵さんのことを知られたそうです。
「地元に新しく工場が進出するということを知り、興味を持ちました。また、油揚げを作る豆腐の原材料が豆であることから、地産地消にも繋がるのではないかという考えもあって、就職先として選びました。」
今は仕事に一生懸命取り組み、こつこつと覚えていきたいと話す中澤さん
実家から通える環境の良さ
実家にお住まいで、今の会社に通える環境が良いと伺いましたがどんなところが良いですか?
「会社は実家から近いため、通勤がとても楽です。私の勤務形態は、11時の遅番出勤のため、朝はゆっくり過ごすことができます。夜は遅くなりますが、実家暮らしのため、食事をはじめ家事面でとても助かっています。」
他にも実家で暮らす良さを話してくださいました。
「また、貯金もできますし、休みの日には趣味に時間やお金を使うこともできます。今後は一人暮らしが目標です。」
中澤さんが感じる丹波篠山市で暮らし、働く良さとは?
「地元に住んでいて不便だなと思うこともありますが、京阪神に近いことは利点だと感じています。私は車を持っていますが、電車に揺られながら、自然豊かな景色を見て本を読むことが好きなので、休日にはあえて電車で神戸や大阪に出掛けます。」
「また、仕事が終わった時など、ふと周りを見渡すと、山の景色が広がり、自然豊かな環境が良くて、いつも癒されています。そして、人も穏やかで優しいです。丹波篠山はどこか自由で、いいまちだと思います。同じように思い、この丹波篠山で働きたいと思う人がいると嬉しいです。」