農業はじめの一歩30

農業はじめの一歩30

株式会社赤井農産 赤井 満(あかい みつる)さん

丹波篠山市東本荘

経営品目:水稲(酒米)・黒大豆・にんにく・山の芋

経営面積:28h

 

〜「少しの農地でも生計の立てられる農業を」〜

——阪急電鉄や化学薬品系会社にお務めになってから、実家の農業経営を引き継がれた赤井さん。豊富な知識を持ちながらも更なる可能性を追い求めて、日々あらゆる分野の情報収集に余念なく取り組まれています。——

 

 

 

「知識を持った上での機械投資」

父の代から農業機械の投資を行ってきましたが、現在は単に機械投資をするのではなく、無理のない範囲で最新の機械に買い替えて作業効率を上げることを意識しています。少ない人員で28haの面積を管理できるのも機械による効率化のおかげです。土壌の状態も常に自分で分析し、土作りに必要なものを把握するように心がけ、土壌の状態によってすき込む肥料を変えるように意識しています。農地管理には栽培技術だけではなく土づくりや肥料の知識と機械による効率化が必須になってきます。

 

「農業経営体の法人化」

現在2名の従業員と共に頑張っています。農業は給料が安い場合(一般的な企業と比較して給料が高くはない)がほとんどですが、当社は比較的高い水準の給料で求人募集をしたところ、優れた才能を持った人材が集まりました。自分たちの生活は大事ですが、経営においては利益を循環させることも必要だと思います。当社の従業員へのボーナスは、黒枝豆の収益の全てです。黒枝豆の時期は休日返上で朝早くから頑張って売ってくれるので、年末はほぼ休日にするなど働き方のバランスをとっています。

 

 

 

「小規模の農地でも収益を上げることができる」

丹波篠山で頑張る農家のほとんどは兼業農家です。兼業農家は専業農家に比べて耕作面積が小規模になる傾向がありますが、常に農業のことを考えて経営のやり方を変えるなど、経営方針の見直しと努力次第で収益を上げることは可能だと思います。現状の課題だけでなく、その解決策や新しい取り組みなど、私の持っている知識やノウハウをお伝えしますので気軽に相談に来てください。

 

「売り先に目を向けた販売戦略を」

需要と供給のバランスを見極めることも、農業経営主としての重要なポイントです。丹波篠山市内で酒米を中心に営農されているところは少ないと思いますが、当社は昨今の日本酒ブームにより需要が伸びている酒米を生産しています。また、市場の需要拡大や二毛作もできるにんにくの生産にも力を入れています。

日々の情報収集の中で市場で必要とされている農産物を見極め、適切な耕作面積を考えること、買い手の目線で農業生産を模索していくことはこれから農業に取り組む中で最も必要なことだと思います。

 

 

 

「農業の知識を伝える」

私のところに相談に来てくれる若手農家の方には、農業経営に関する手段や知識を全てお伝えしています。昨年の黒豆の生育状況がよくなかったこと、認定新規就農者になるための青年等就農計画の作成についてなど様々です。若手農家の方が丹波篠山の地を選び、農業に真剣に取り組もうとする中で、私がこれまで培ってきた農業知識や経営ノウハウは必ず役に立つと思います。それを実行されるかどうかはその方次第ですが、成功に向けての応援は惜しみません。

丹波篠山で今まで培ってきたノウハウを広く伝えることで、小規模農家も安定した農業経営の実現が可能であると思います。ご興味のある方はぜひご連絡ください。

 

 

——終始にこやかにお話しくださり、長年の実績と豊富な経験から周りの方々の信頼も厚い赤井さん。貪欲に知識を追い求める姿勢と、市場を見据えた経営手腕に惹きつけられる方が多いのだと感じました。——

 

2025年1月8日

 

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