新型コロナウイルス禍により地方での就職や移住を検討している人が増え、地方回帰が注目されています。
市内にはどんな企業が活躍しているのか、インタビューを通じて紹介します！
一言にまとめるとバランスの良さ。都市部に行こうと思えばアクセスは良いし、遠くに行かなくても飲食店など新たな発見もある。アウトドアしたいと思えば山も川もあり、キャンプをしても自然を楽しむこともできる。最近では新たな趣味として、野外でタープを貼り、もともと好きだったコーヒーを淹れてゆったりとした自分だけの時間を過ごすことがお気に入りだそう。
そんな丹波篠山暮らしを満喫されているY.K.さんですが、趣味がドライブすることやカフェや飲食店を巡ることなので、住んでいる場所から近所に飲食店などがたくさんあったら良いなと思い、大阪などに住んでみたいと考えたこともありました。でも暮らすとなると、都市部は騒がしいイメージがあったので、今では静かでゆったりとした地元で良かったなと思われています。
篠山産業高校の機械科出身のため、機械などに関わることを仕事にしたいと考えられていました。また、人とコミュニケーションを取ることも好きだったため、その２つが活かせる職種はないかと探していたときに、丹波篠山市主催の企業説明会で出会いがありました。
東洋ハイテックのブースで人事の人から説明を聞いたときに、なんとなく目に止まった粉体業界という職種は、今まで聞いたことがなく、興味が湧いたというY.K.さん。仕事の内容も、機器の組立やお客様とのコミュニケーションも重要な仕事だと説明を受けて、自分のしたいことだと感じたのがキッカケになったそう。
また、最終的な決め手となったことは、福利厚生がしっかりしていて、家賃補助や賞与などが充実している環境があると感じられたため。
あとは、自分の直感だけでなく、学校の先生や両親にも分からないことは相談されました。特に社会人の大先輩である両親からは「まず希望する会社が何をしているところなのかHPなどを隅々までしっかり見なさい」「理想と現実で違う場合があるので、しっかり自分に合う仕事かどうか調べなさい」などと良いアドバイスをもらい、とても参考になったそうです。
仕事の流れやペースを無理なく自分で決められるところだそう。自分自身である程度、作業を進めるスケジュールを管理できるので、ただひたすら同じ作業をする単純業務ではなく、自分をマネジメントしながら力量に合わせて無理なくスキルアップしていけることも魅力だと感じられています。
丹波篠山はここ数年、新しいカフェや雑貨屋などがたくさんできているので、地元のお店を発掘して巡ることが好きなY.K.さん。最近は市内で一人暮らしを始め、近所にお気に入りのカレー屋さんを見つけられました。そんなことが楽しく、良いリラックスになっていると感じているそう。
またドライブも好きなので、良い季節の窓を開けたときに感じる自然の気持ちよさに癒やされ、仕事にも打ち込める良い循環となっています。
「本当にやりたい仕事を探してみること」。そこから自分の適正はなにか、最初はぼんやりでも良いので、方向性を持って行動することが大切だと思います。
入社してから自分が想像していたものと違うミスマッチを感じると仕事を続けていくことが大変だと思うので、自分自身を客観視できる余裕と、自分がどんな人かを知っておくことが大事だと思います。
その他、ストレスを貯めないことや、自分自身のリラックス方法を知っておくことも仕事を長く続ける方法のひとつかもしれませんね。
入社した時はテスト担当として入社したのですが、現在は同じ部署内で兼務していた品質管理課の業務をメインとして行っています。主な仕事内容は、自社製品を出荷する際に寸法や性能などしっかり稼働するかどうか総合的にチェックして検査成績書を作成し、製品と合わせて出荷することです。
「粉体プラントエンジニアリング」
調味料・コーヒー・薬・小麦粉・化粧品・電池・スマートフォン・車など、世の中に存在するほとんど全てのものはいったん製造する過程で粉になります。製品が粉のもの、製品の製造過程で粉が使われているものなどさまざま。こういった製品を製造されるメーカーがお客さまで、私達は生産設備（プラント）の提供を行っています。
生産設備をつくる際には、実際にお客さまの求めている「粉」の商品が出来上がるかどうかテストをすることが欠かせません。そのテストを行う部署が丹波篠山市の拠点にあります。
弊社は対法人向けに事業を行っているため、携わった生産設備はメディアなどへ紹介されることがないため、一般の方が当社のことを知る機会や、当社が携わった生産設備が目に留まったりすることは少ないと思います。
しかし、皆さまが普段、食べたことがあるものや使ったことがあるような有名な製品に関わる仕事も非常に多く、「社会を支えている」という達成感は十分に感じられる仕事だと思います。また、粉体はさまざまな業界で使用されているため市場範囲が非常に広いということも特徴の１つです。
残業０！社員が働きやすい環境づくり！
社員の働き方改善には特に積極的に取り組んでいます。例えば、残業時間はこの粉体技術センターでは平均するとほとんどの人が月０時間、多い人でも月４時間程度です。
また、会社全体では、ただ売上だけを良くするのではなく、安定した利益を生むように取り組んでおり、社員に賞与でもしっかり還元を行っており、過去３年賞与支給平均は年８ヶ月分となっております。その他、当センターの新棟増設や、事務所棟のリニューアルなども行い、社員が働きやすい環境整備を行っています。
まずはテスト担当として入社した後は、営業・技術職など全部署合同で２～３ヶ月研修を行い、粉についての基礎知識や機械の基礎知識・ビジネスマナー・会社のルールなどの研修を行います。
その後、部署配属となり、機械の分解組立などを行いながら構成を学んだり、粉を分析装置にかけて性質を分析したりするなどＯＪＴを通して実務を学んでいきます。営業が当センターにお客さまをお連れするまでにテストの準備・当日の実施・分析・テスト結果の取りまとめなどを行います。
その他、いろいろな部署があるので、やってみたいと希望すれば、経験やタイミングによっては他の職種を経験する選択肢があることと、自分自身のキャリアについて相談することも可能です。
ものづくりが好きな人です。ただひたすら同じことを繰り返す単純作業ではなく、いろいろな社会経験をしてみたいと思う人におすすめです。テスト担当者として最初は初心者ですが、入社後に機械にも触れ、お客様と仕事を進めるコミュニケーションなど様々なスキルを身に付けることができます。それを支える育成環境があるので安心して働くことができます。
所在地：高屋210-2
TEL：593-1386
事業内容：粉体プラントエンジニアリング