篠山城大書院「ウイズささやま」廣岡 和哉

・「家族のために決断」キャリアをゼロに移住

私の出身は福島県になります。福島市でライフライン関係の仕事に携わっておりました。下水処理場、浄水場、ゴミ処理場などの維持管理、設備の工事をする会社の営業をやっていたんです。契約を取ってきて仕事を割り振りしたり、営業業務と現場監督をしたりしていました。そんな時に東日本大震災が起こりました。私たちの住んでいたところは、地震の影響も津波の影響もほぼなかったんですけれども、福島第一原発事故が起こり、子供もまだ小さかったので家族の事を大切にするため移住を考えるようになりました。情報を探している時にたまたまご相談した人が、篠山の方とお知り合いでして、その方から「一回篠山を見てみないか?」という風にお声をかけていただきました。その時点では、住まいも働き口も全然決まってなかったんですけれども、家族で過ごすためには「仕事は選ばずになんでもするぞ!」と覚悟していました。おかげさまで2012年の4月に家族3人で篠山市に移住しました。現在は篠山城 大書院で施設管理・施設案内・イベント企画と移住定住の窓口などで仕事をさせていただいています。

・東北、関西の文化の違い

もちろん篠山市には知り合いもいなければ、同級生、友達もいないし、何も知らない状況でしたので移住する前は不安ばかりでしたね。まず言葉は違うし、おそらく様々な考え方も違うのではないかとか、それに僕の関西の勝手なイメージですけど、面白い話をしないといけないのかな?話にいちいちオチを求められるみたいな(笑)そういうのも頭の片隅にありながらでしたが家族の事を考えエイッ!と飛び込んだら篠山の皆様はすごく温かい方ばかりでした。福島から移住して篠山に5年もいれたのは篠山の人がすごく良かったからだと思います。その他の不安要素だった移住して子供が別の場所に馴染めるかという部分でしたが、今では学校や地域に溶け込み、楽しく過ごしてくれていますので私も一安心しつつ、やっぱり人なんだと改めて痛感しました。

・不便?便利?田舎暮らし

もともと田舎で育っているので、車さえあれば何とかなるという感じで抵抗はありませんでしたし、篠山のような美しい里山の風景は癒やされますね。ですので不便に思う事はないですね、でもあえて言うならと生活のコストは高いことくらいですかね(笑)不安に思っていた地域コミュニティーとの繋がり部分ですが、現在住まいは団地に住んでいますので村のお付き合いなどは思っていたほど多くはないですよ。それでも子供の学校のPTAなどの用事やイベントなどは生徒数が少ないのですごく多いですね。最初は大変に思いましたが村用もPTAとかも顔の繋がりをつくったり、人との関わり合いができるので大切だと思います。本当に家族ぐるみのお付き合いって大切ですよ。

・篠山市民の誇り「篠山城 大書院」で働く

篠山城 大書院で管理業務をしております。主な仕事は、大きく分けますと接客・案内業務・イベント企画業務・施設管理業務の3つになります。
1:お客様をお迎えし、案内して様々な質問に答え説明をする。
2:観光をPRをしたりイベントの企画業務。様々なジャンルの観光者の方に向けて企画する。
3:設備維持管理や清掃作業などの管理業務。

篠山城大書院ホームページ

・従来の観光客から「新たな観光客」に向けてのPR

大書院に観光に来るお客様は、団体のバスツアーの方が多いです。よくある旅行会社のツアーで立ち寄るケースですね。そのままでは今後、時代の変化と共に観光者は減少していくかもしれないので、バスツアーの方以外の人にも篠山の魅力を知っていただき、お越しいただきたいと考え、篠山市の歴史遺産をPRしていく新たな企画にも力を入れ始めました。
例えば、
・ブロガーとして活躍されている方に向けて篠山市の日本遺産を巡るツアーを組み、ブロガーの方の記事のネタをご提供する。我々は、ブロガーの皆様のブログのお陰で広報活動ができるというように、お互いにwin-winの関係が構築できるのではないかと思い企画しました。
・その他に毎年11月に武者甲冑のコスプレをして「いざ出陣!篠山城戦国祭」を開催したり、コスプレイヤーの方に大書院や篠山城を撮影場所として提供したり、お抹茶体験や書き初め大会などの様々な体験型イベントを企画してきました。

結果として様々な分野の方が遊びにお越しくださるようになりました。ただ闇雲に集客を伸ばせば良いとは考えてはいなかった部分があるので、各イベントに参加くださったお客様が笑顔で「また篠山に来ます」とか「篠山がもっと好きになった」などの声を頂くことが増えて来たので次回企画のモチベーションに繋がっています。やはり単純に喜んでもらえるのは嬉しい!とこの仕事を通じて強く思うようになりました。

・当たり前の事ができる強み「当たり前を極める接客」へ

せっかく篠山に来てくれるお客さんに笑顔で帰って貰いたいと思うようになり、”おもてなしの質”をもっと向上させたいと考えています。それは、大書院に限らず歴史施設4館に訪れる全ての人に満足してもらいたいという想いからです。
例えば
・挨拶がしっかりできるし、笑顔が素敵とか
・ここのスタッフに質問すれば何でも答えてもらえる
・とにかく丁寧に話を聞いてくれる
・観光客が常に何を求めるか考える
その他にもたくさんありますが「当たり前を極める接客」を強化していきたいですね。そのためには今まで以上に自分が知識、準備を向上させなければいけないと思いますが、「おもてなし・接客応対の質」が話題になるくらい取り組んでいきたいと考えていますし、その部分をPRの力に変換していきたいとも思っています。

・篠山の見所を発掘。目指すは”ささやマニア”!

篠山に住んでもう5年も経ちましたが、まだまだ篠山市内で訪れたことのない場所が沢山あるので休日には家族で色々見て周りたいですね。篠山市には伝統のある祭礼や・歴史的な町並み・登山して雲海を見るなど絶景を楽しんだりと、知りたいことやりたい事が沢山あるので、もっともっと「篠山の良いところを発掘」して、それら篠山で得た情報・体験を仕事にも活用して、地元の方以上に篠山マニアになりたいですね(笑)

住所〒669-2331兵庫県篠山市黒岡191 市民センター内
連絡先079-552-4500
社員数約70名※正職員23人 臨時職員47人(平成29年6月1日現在)
URLhttp://www.withsasayama.jp/
求人有無有り
備考