株式会社 篠山自動車教習所 近藤正幸

あなたは、教習指導員と言う仕事にどんな印象をお持ちですか。正直、私はインタビューするまで堅苦しいお仕事だと思っていました。私が免許をとった時にお世話になった指導員の方からは、そんな雰囲気を感じたためです。

しかし、今回ご紹介する株式会社篠山自動車教習所さんの教習指導員のお仕事からは、そんな堅苦しさを感じません。どうすれば教習生に満足のいく教習を受けてもらえるか、そしてここでの生活を忘れられない思い出にできるか、と向き合い続けられている印象でした。

教習指導員職との出会い。心の琴線に触れる

営業チーフとしてご活躍されている近藤さんにお話を伺いました。柔らかくゆったりとお話される方です。

”まずは入社の経緯から伺いたいです。”

「もともとは、ホテルのフロントスタッフとして働いていました。しかし、会社都合で退職することになりまして、たまたま求人を見ていた時にここを見つけたのがきっかけですね。」

「何となくでしたが、“教える”ということにひっかかりました。小学生の頃の夢が先生だったことと関係してるのかな。正直な話、求人をあまりしっかりとは読んでいませんでしたね。」

仕事との出会いというのは、偶然性が強いものだと思います。何となく気になった、何となく心の琴線にひっかかったというように、何となくの出会いが多いのではないでしょうか。

”入社されてみて、最初の印象はどうでしたか?”

「ここの教習所は、教習生と指導員の距離が近くとてもフレンドリな感じだと思いました。」

「免許合宿の最後に、仲良くなった友達や指導員と離れるのが嫌ということで泣いている子もいます。あと、毎秋に弊社開催のイベントがあるんですが、そのときに卒業生がわざわざ帰ってきます。教習所に帰ってくるってなかなかないですよね。ただいま~!って感じで帰ってきます(笑)」

株式会社篠山自動車教習所さんは、学生が最も多い顧客層であり、14日間の免許合宿を主力サービスとされています。その期間中、合宿中の教習生とは毎日顔を合わせることになり、自然と心の距離も近くなります。まして、免許取得にむけて、たちはだかる壁や大変なことを一緒に乗り越えていくので、より互いに信頼関係がうまれそうです。

相手との丁寧な関係づくり。そこに仕事の手応えがある。

”やはり教習生との関係性づくりが大切ですか?”

「教習生はいろんなタイプの方がいます。ですので、相手にかける言葉に気を付けています。」

「褒めて伸びる子もいれば、いじって頑張る子もいますね。最初に教習生に受けていただく運転適性検査をもとに、個々に合わせた教習を行っています。例えば、この子は一気に説明すると混乱してしまうので、丁寧に1回1回時間を確保して説明するとか。言葉のかけ方は意識しています。」

まずは、適性検査の結果を見て、おおまかなタイプを知ります。次に、実際に会ってどんな人なんだろうと想像します。そして、教習をしながらその人をより理解して、かける言葉を丁寧に選んでいき、信頼関係を作っていくという感じでしょうか。

「やっぱり教習生と一緒に喜んでいる瞬間が一番いいですね。こっちが喜んでいるだけでなくてね。」

「弊社では教習開始時に教習生と握手をするんです。それで、教習終了時にも握手をするんですが、そのときに手に力がぐっと入っていたり、向こうから握手を求めてきたら一番いい感じです。この子にとって自分は役に立てたと。」

信頼関係ができると、いろんな話をしてくれるそうです。控える就職活動や恋愛の悩み相談など、教習生から非常に頼りにされるようです。

”入社当初から教習生への言葉のかけ方とか意識されてきたんですか?”

「そうですね。ただ入社して最初の1、2年は教習生への接し方に引き出しがないので苦労しました。何年後かの自分から見れば、もっとこう言えたのにと思う事がありますね。」

”引き出しとは、具体的には何ですか?”

「言葉のかけ方とかですね。あとは、教習生が今何をできていないのかを観察する力ですね。何が原因でできていないかまで見抜く必要があります。」

”なるほど。人を観察する力や、そのときにぴったりな言葉を選ぶ力が求められそうですね。満足のいく教習ができるようになったのではいつごろからですか?”

「満足できたことはないです。」

「先輩にも言われるんですが、50分間バッチリな教習ができたと感じるのは年に1回あるかないかくらいです。教習の合間の休憩時間中にうーん、さっきの教習は…と反省していますね。教習生が満足のいく教習は永遠の課題です。」

満足できたことはないです、と即答されたことに少し驚きを感じました。ただ、特別なストイックさというよりも、“もっとこうすれば良かったのになあ”とより良い教習を追い求める近藤さんの気持ちが伝わってきました。

自分と仕事の関係性がうまくいっている時は、仕事への手応えもありつつ、“もっとこうすれば良くなるのでは”と自然に考えます。もう少し良くしたいと無意識に思う時は、きっと自分に合った仕事ができているのではないでしょうか。

教職指導員になるには。そして、その仕事で自分を活かすには

”教習指導員として現場に出るのは、資格が必要でしたよね?”

「はい、そのとおりです。資格をとっていただくまでは、教習生の送迎や事務作業をしていただきます。その合間に勉強という感じですね。」

「年に3回実施されるので、そのどこかで受けていただくことになります。運転実技試験、学科試験、論文、面接があります。面接も教科書の内容を聞かれるので、基本的には暗記がメインになります。」

”なかなかお腹いっぱいになるメニューですね(笑)。近藤さんは、すんなりと資格をとられましたか?”

「僕は2回試験を受けて、ようやく資格をとりました。でも、現在は僕の資格取得ときと違って、今は業務中に資格勉強する時間があります。運転試験対策としても、僕らが横に乗って運転具合を見ます。なので、受かりやすいとは思いますよ。」

最後に、自分の得意なことを活かすと良いのではとお話されました。

「指導員によって教習生との接し方はいろいろです。教習中に1回は絶対笑わせてやろうと思っている人もいれば、わかりやすく整理して教えようとされている人もいます。その人の得意なことを活かしていただければと思います。」

「そうすれば、教習生が“あの人面白いですね”とか、“整理されていてわかりやすいです”と反応をくれます。一番だめなのは“眠いです”と言われることですね。そこは、その人の技量です。」

近藤さんは、今では教習指導だけでなく、チラシの考案、ホームページ・SNSの更新、各大学回りなど様々なお仕事で活躍されています。しかし、お話を聞いていると、入社のきっかけは“何となく”心の琴線に触れたから、ここに入社されたそうです。そして、少しずつ教習指導を“自分の仕事”にされていったのではないでしょうか。

株式会社篠山自動車教習所さんでは、他にもカフェの接客スタッフ、調理師、宿舎の清掃員、教習生の送迎員も募集されています。

この記事を読まれて、心の琴線に触れた方、ぜひ問い合わせてみてください。

住所〒669-2436 兵庫県篠山市池上569
連絡先TEL:079-552-0815 
FAX:079-552-3940
社員数全体約400名/市内事業所58名
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