晴天の中、8月11日(土)に”有機農法はじめの一歩ツアー”に行ってきました!
いったいどんなツアーだったのか!?ご報告させていただきます〜。

まずは篠山市農都政策課の小西さんより、助成金などを活用したい方にとって重要な”新規就農”や”認定農家”の申請。でも、どのように計画を書いたらよいのか・・・
実際に計画書の数字の入れ方などの要点をわかりやす〜くご説明いただきました。
そして、いよいよ〜酒井菊代さんの登場です!!!

長年の努力や苦労、また最近の有機野菜のあり方や資格取得について丁寧に説明してくださりました。(有機農法実践者のお話はやはり説得力が違いますね。)
そして何よりも大切なのは「自分のこだわりのために努力を惜しまず」「経験と勉強を積み重ねる」さらに農業経営を長く続けるために「些細なことでも記録に残しておく」事と説明されました。それでも小規模農家の厳しい現状はあるけれど、オーガニック野菜の価値をわかってくださる消費者の皆さんに野菜を届ける喜びを語ってくださいました。
そして畑に移動してからも有機農法に関する丁寧な説明が続きます。

酒井さんは、生える雑草の種類でその土壌の成分や質がわかるそうです。土を知るのが有機農法の第一歩なんですね。野菜の生育と天候をみて、肥料をやるタイミングを決めるなど、農作業の難しさもお話してくださいました。
次は〜お待ちかね!?の草引き作業です。


”そろそろ集合しましょうかぁ〜”とお声をかけるまで、参加者の皆さんが草引きに没頭される姿に、感動しました!


トマトの苗の周りには、バジルが植わっていました。バジルの香りで虫が寄りつきにくいそうです。そして、酒井さんから ”バジル持って帰っていいよ〜”と嬉しい一言が!!!

今回のツアーは、”篠山で有機農法・自然農法がしたい”というご相談が多く寄せられたことからでした。
酒井さんに講師のお願いした時、、、
「篠山に住みたいのはわかるが、有機農法なんてしんどいことを本気でやりたい人がいるのか?ふわふわした気持ちの人ばかりなら、意味はない!」と言われました。
おっしゃるとおりでした。しかし、マスコミで流れる良い農業のイメージや情報ではなく、一握りの喜びのために自然の影響を受け入れて日々努力されているご苦労を伝えないといけないと思いはじめ、
また、農業とお金のこともしっかりと理解いただきたいと考えがまとまっていき、
そこから実際に本気で就農されるために計画を立て、4〜5年かけて地域に入り篠山に農地を借りようとされている方もいらっしゃいますと、正直に酒井さんにお話させていただいて、今回のツアー講師を快諾いただきました。
ここ篠山で農業をお考えの皆様には、地域・風土・土壌を守っていただく意味も込めて”覚悟”が必要であることを理解して下さい!
そしてしっかりとご自分で考えて下さい。篠山暮らし案内所も情報収集し、できる限りのサポートはさせていただきます!

暑い中、皆さんに笑顔でお帰りいただいたのが本当に嬉しかったです!
最後になりましたが、酒井菊代さんとご主人様 本当にありがとうございました!