”漆喰”って奥深い!古民家が永く残る理由

篠山暮らし案内所では、皆様のご相談に対応できるように各方面のプロの方にお世話になって”勉強会”を行っています。いつもは、会議室で難しいお話を聞くことが多いのですが・・・今回は伝統技術”漆喰”についてのお勉強!

そもそも”左官”とは、土や砂をこねて扱う(塗る)人。とにかく職人技がクールなんですが、先ずはお話から〜

土の種類の多さにビックリ!

燃えやすい木の家を、手に入りやすい土に水を混ぜてできる泥を塗ることにより耐火性と調湿機能を兼ね備えた土壁になることを発見。戦国時代には、貝灰を混ぜて(現在も土佐地方には残っているそうです)土壁の強度を上げる技術が生まれます。(文献により諸説あり)

兵庫県内から土を取り寄せられているのですが、ここにも”丹波篠山産”がありましたッ。

篠山層群から採取された赤錆土です。これが壁になると〜

 

右上段の可愛いピンク色の優しい雰囲気の壁に(*^^*)

ちなみに〜右下段の黒(炭)と赤(ベンガラ)の漆喰は”みがき”と言われるもので、職人技術の最高峰と言われる大変高価な漆喰です。写真ではわかりづらいのですが、表面はピカピカに輝いており、それが”コテ”だけで仕上げられていくのですから感動です。

いざ!実践!!

先ず、土台の中塗りされた壁を湿らせて、白漆喰を塗ります。

職人さんは、なめらかな動きでスイスイ〜。

”林!いきまぁ〜す”

”あれ!?”コテで漆喰がすくえない・・・思うようにコテが動かせない(T_T)

職人さんの凄さを実感!

続いて、漆喰の特性を活かした「泥だんご」作り

キレイに固められたお団子に少しづつ色付けされた漆喰を塗り、コテの代わりにガラス瓶の口で優しく擦っていきます。その作業を繰り返すと〜

約1時間をかけて、高級泥だんごの完成!(左:林 作・右:仙林 作)

今回の勉強会で、イギリスのポルトランド地方より伝わったコンクリートは、50年で強度が落ちるのに対し、漆喰は200年かけて強度を上げていくことを知りました。改めて、日本の伝統技術に感服しました。気になるのはお値段ですが・・・クロスと比較すると約3倍だそうです。しかし、長期間髙い調湿機能と身体に良いことを考えるとその価値には納得です。

最後になりましたが、左官職人の皆様 素人相手に色々とご指導下さり、本当に有難うございました。益々のご活躍、心より願っております。

写真のお団子展示は、篠山暮らし案内所で行っております。お立ち寄りの際は、是非御覧ください(笑)